変貌する街の新生道路から
職場までは車で30~40分ほどの通勤距離である。
通勤に相応の時間を費やすので走りやすさと時間の節約を求め、幾度かコースを変更して走ってきた。
どこのコースも走りやすい日と混雑の日があり、いつも上手く走れるわけではない。今は時間の節約よりは走りやすさにウェートを置いて通勤している。
最近のお気に入りは車の通行の少ない橋を利して養老川を渡り、道路の延長した平成通りを使って職場に向かうコースである。
その通りを走れば五井の街並みの発展ぶりを客観的に窺うことが出来る。数年間、海岸沿いの産業道路を使って走って来たので、久しぶりに走ってみて自宅から近い街並みなのに田舎の町がこんなに景観を変えたのかと時の移ろいを感じてしまった。
で、そこの街並みを走り抜ける時、産業道路を利して自宅と職場を行き来してた時とは別の感懐を覚えるようになった。
朝方の通勤では早く職場に着きたい思いが強い。街並みに思案を向ける暇はない。
朝早くその街に在る時、交差点に止まっているとフロント窓に物凄い数の羽虫が群れて驚かされたりする。遠くに目をやると田んぼがみえる。そこからやってきたのかと苦笑させられることはある。
こういう時に限ってドライブレコーダーは作動していない(職場内に車を踏み入れる事情もあって切っている)。
道路は片道二車線で大きな交差点は右折路が用意され、三車線になる。
当然、道路の左右には大型店舗やビルが並び始めている。
ただし電柱は路上に飛び出しているので田舎町の感は残る。電線はそのうち地下にもぐっていくのだろう。
先日、大きな交差点の信号待ちでハンドルに持たれて辺りに目をやっていたら、いきなり自分の右側に車が入ってきてびっくりした。
右折の車が間違えてこっちに入って来たのだ。
まもなくこっち側の右折車がサイドミラーに入ってきた。
間違えて入ってきたのは50歳くらいの女性の運転する車だった。女性は進路の間違いに気づいてバックしようとするが、車が青信号で行き交っているのでなかなか思うにならない。
止まってあげればいいのに、と思って走ってくる車を見ていた。だが、バックしようとする車の動向を気にはしてもほとんどが自分優先で走り抜けていってしまう(自分の用向きで忙しいのだ)。
彼女がバックして対抗車線に走り出ることができたのは、信号が変わった直後だった。
自分はもちろん青になっても走り出なかったし、対面の車もすぐには走り出さなかった。そのわずかの時間を利して彼女は通常の道路に戻ることができたのだ。
変貌する街の新生道路は時として迷い道にもなったりするようである。
人はそれに順応していかねばならない。
職場までは車で30~40分ほどの通勤距離である。
通勤に相応の時間を費やすので走りやすさと時間の節約を求め、幾度かコースを変更して走ってきた。
どこのコースも走りやすい日と混雑の日があり、いつも上手く走れるわけではない。今は時間の節約よりは走りやすさにウェートを置いて通勤している。
最近のお気に入りは車の通行の少ない橋を利して養老川を渡り、道路の延長した平成通りを使って職場に向かうコースである。
その通りを走れば五井の街並みの発展ぶりを客観的に窺うことが出来る。数年間、海岸沿いの産業道路を使って走って来たので、久しぶりに走ってみて自宅から近い街並みなのに田舎の町がこんなに景観を変えたのかと時の移ろいを感じてしまった。
で、そこの街並みを走り抜ける時、産業道路を利して自宅と職場を行き来してた時とは別の感懐を覚えるようになった。
朝方の通勤では早く職場に着きたい思いが強い。街並みに思案を向ける暇はない。
朝早くその街に在る時、交差点に止まっているとフロント窓に物凄い数の羽虫が群れて驚かされたりする。遠くに目をやると田んぼがみえる。そこからやってきたのかと苦笑させられることはある。
こういう時に限ってドライブレコーダーは作動していない(職場内に車を踏み入れる事情もあって切っている)。
道路は片道二車線で大きな交差点は右折路が用意され、三車線になる。
当然、道路の左右には大型店舗やビルが並び始めている。
ただし電柱は路上に飛び出しているので田舎町の感は残る。電線はそのうち地下にもぐっていくのだろう。
先日、大きな交差点の信号待ちでハンドルに持たれて辺りに目をやっていたら、いきなり自分の右側に車が入ってきてびっくりした。
右折の車が間違えてこっちに入って来たのだ。
まもなくこっち側の右折車がサイドミラーに入ってきた。
間違えて入ってきたのは50歳くらいの女性の運転する車だった。女性は進路の間違いに気づいてバックしようとするが、車が青信号で行き交っているのでなかなか思うにならない。
止まってあげればいいのに、と思って走ってくる車を見ていた。だが、バックしようとする車の動向を気にはしてもほとんどが自分優先で走り抜けていってしまう(自分の用向きで忙しいのだ)。
彼女がバックして対抗車線に走り出ることができたのは、信号が変わった直後だった。
自分はもちろん青になっても走り出なかったし、対面の車もすぐには走り出さなかった。そのわずかの時間を利して彼女は通常の道路に戻ることができたのだ。
変貌する街の新生道路は時として迷い道にもなったりするようである。
人はそれに順応していかねばならない。
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