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韓国ドラマ「青い海の伝説」第5話①
Korean Drama "Legend of the Blue Sea" Episode 5 ①
4話⑭
二人は顔を合わすとタムリョンの母の仕打ちを嘆いた。
「奥様が私たちに仕事ばかりさせるのは、私たちを引き離すためだわ、きっと」
サウォルは泣きながら言った。
「生まれ変わったら結ばれて…幸せに暮らしましょ」
相手の男もグスグスと声を漏らした。
「もっと偉い人に生まれ変わって…」
男はサウォルの手を取った。
「生まれ変わったらお前と一緒に必ず金持ちになるよ」
「うんうん」
「サウォルは何になりたい?」
「私?」
「うん」
「私は…」
そしたらまたタムリョンの母の呼ぶ声がした。
「あの女の主人になってやるわ」
★★★
第4話②より…
セファを捜し当てた刺客たちはドンヨルの指示を忠実に実行した。
刀で足を切りつけられ、セファは地に伏し動けなくなった。
一人が止めの刀を振り下ろそうとした瞬間、男の胸に刀が飛んできて刺さった。
刺客の前に立ちはだかったのはセファとの逢瀬に命をかけて駆けつけたタムリョンだった。
★★★
タムリョンは手ごわい刺客たちを倒し、セファの手を取った。
しかし倒れた刺客のもとに新手の刺客が駆けつける。手分けしてタムリョンたちの行方を追う。
「見つかったか?」
「いや、ここにはもういない」
刺客たちは近くで隠れているタムリョンたちの許から去った。
久しぶりに二人は手を取り合っている。
「ケガはないか?」
セファは小さく頷く。
「お前に会いたかった」
セファは黙ってタムリョンを見つめる。
お茶畑の白い花に雪が降りしきる。二人は足を止めた。タムリョンは花の一片を手折った。
「花には花言葉というものがある。この花の花言葉を知っておるか?」
セファは花の枝をつまんだ。
「何というのですか?」
「そなたにあって私にないもの…思い出だ」
セファはタムリョンを見つめ、花に目をやった。セファはタムリョンとの思い出をたくさん持っていた。
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タムリョンはセファを馬に乗せた。思い出を加えるように雪の中を闊歩した。
近くの海の中にはセファの仲間たちの姿がある。
タムリョンについてきたセファは後ろを振り返る。何かの気配を感じたようだ。タムリョンも振り返った。だが、タムリョンは何も感じないようだ。セファは黙って何も言わず、タムリョンの後に従った。
領主のヤン氏はタムリョンの身辺に放った間者の報告を聞いている。
「二人で役所に入って行ったのか?」
「はい」
「分かった。下がっていろ」
間者が引き下がった後、酒を注いでやりやりながらヤン氏夫人は言った。
「むしろ好都合では? 人魚の噂も順調に広まっています」
「はっはは、そのようだな…さて、何から始めるか…」
二人は目を合わせ、笑い声を響かせた。
「何をする!」
配下の者たちがやってきた男を咎めている。
それを見て ヤン氏は声を荒げる。
「やめろ! その方を誰と心得る」
配下が手を止めたところでヤン氏は席をすすめる。
「こちらへどうぞ」
口ひげの男は部屋に上がってきた。座ろうとはしない。
「夜更けに何のご用でしょうか? お部屋に何かご不便なことでも?」
「ここまでするとはな」
男は怒りを滲ませて切り出した。
「貴殿は差帖を悪用し、われらの船を停泊させ――20日間も巨額の宿代を巻き上げ続けている。いい加減にしろ」
「と言われても貸主様…貨物売買の仲立ちを私どもにご一任くださるまでは、何日でも泊まって頂きます。はっははは」
男は怒りで声を震わせた。
「この不届き者めが!」
と酒膳をひっくり返す。
しかしヤン氏は平然としている。
「やはり、独占仲介権が目的だったか。そなたの私腹をこやしてやるつもりはない」
「…」
「この蛮行を世にしらしめてくれるわ」
男は吐き捨てるように言って背を返した。
「それはそれは困りましたな…はっははは」
ヤン氏は男の背に笑い声を送り、悠然と酒を飲んだ。
飲み干した後、床に叩きつけて杯を割った。
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