雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「ただひとつの愛」第4話(エピソード2)






韓国ドラマ「ただひとつの愛」第4話(エピソード2)


〇主な登場人物
イ・ヨンソ(シン・ヘソン)
キム・ダン(エル)
チ・ガンウ(イ・ドンゴン)
クム・ニナ(キム・ボミ)
チョン・ユミ(ウ・ヒジン)
フ(キム・イングォン)
チェ・ヨンジャ(ト・ジウォン)
クム・ルナ(キル・ウネ)
パク・グァンイル(イ・ファリョン)
キ・ジュンス(イ・ジェヨン)



第4話(エピソード2)


 みんなが集まったところでチ・ガンウはト書きを見ながら切り出した。
「3年も同じ作品で飽きないか?」
 歩き回り、立つ場所を替えて言った。
「惰性に流され、大衆性から離れられないのに、これで韓国一のバレエ団だと?」
 クム・ニナが質問した。
「公演をご覧になりましたか?」
 姉のクム・ルナはびっくりしてニナを見た。
「映像では曲と動きが合わないこともあります。私たちはベストを尽くしてます」
 ガンウはト書きに目を落した。
「あれでベストか。やれやれ」
「…」
「舞台を見た。記念公演を」
「…」
「もっと練習が必要だ」
 そう答えて行こうとするガンウに追いすがってニナは言った。
「32分の1拍もずれていない自信があります」
「早いんだ」
 ガンウはにべもなく答える。
「支援を受けている評論家は指摘しない」
「では確認を」
 進み出ようとするニナをガンウは拒む。
「それは今度だ。今はこの先のことを話そう」
 しかしニナも意地だった。
「音楽を流してください」
 係りに指示を入れるとガンウは答えた。
「今年は”白鳥の湖”はやらない」
 これを聞いて団員はざわめく。
「やらない?」
「どうして」
 目を合わし言葉を交わす。
 ニナにとってもそれは驚きだった。
「年間の予定はすでに組んであります」
 ルナが進み出て言った。
「芸術性と大衆性と伝統性を踏まえて予定通りに行う」
 ガンウは手にしたト書きを腕で払うようにして言った。
「今まで誰も見たことのない新しい”ジゼル”だ」
 その言葉に団員らはため息をもらす。
 ガンウは続けた。
「そして主役のバレリーナ―は…」
 皆はいっせいにガンウを見た。ニナもガンウを見た。
 ガンウは言った。
「イ・ヨンソさんだ」
 ニナはその言葉に落胆した。





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