韓国ドラマ「イケメン(美男)ですね」第13話(12)
Korean drama "You're Handsome" Episode 13 (12)
シヌは反問した。
「・・・ヘイさんは楽しい?」
「いえ、別に・・・ファンからのプレゼント?」
ユ・ヘイはシヌのそばに立った。腕を伸ばし、触ろうとする手を払いのける。
不機嫌そうに言った。
「触らないでくれ」
「ごめんなさい」
お茶パックを手にし、シヌは黙ってトランクをしめた。
「シヌさん、以前、理解できれば平気だと言ったわよね」
「・・・」
「ミナムがテギョンを好きなのを知ってる?」
「・・・」
「それでも平気なの?」
「君と話し合うことじゃない」
にべもなく切り返してシヌは戻っていく。
ユ・ヘイは苛立ちのこもった表情で携帯を取り出す。
二人の仲むつまじそうなやりとりなどが頭に浮かんできた。
――触ったらきれいな髪が台無しだ。
――・・・。
自分は偶然を装ってそこへやってきた振りをしたのだった。もちろんそうではなかった。
――何してるの?
シヌはそうでもなかったが、コ・ミナムの驚いた表情は見ものだった。
「おかしいと思った・・・ミナムのこと好きだったのね。ここにあったのは、間違いなく花束とプレゼントだったわ。これもミナムのために?」
中では四人が和気藹々と食事を始めだしている。
「コ・ミナム、これをやる。母さんが送ってくれたキムチだ」
中に戻ってきたユ・ヘイはその様子を眺めた。
「兄貴は?」
「半熟にするのはやめろ」
ユ・ヘイは携帯を握りしめてテラスに出た。そこからミニョを呼び出した。
ミニョは気乗りしない表情でやってくる。
「何の用ですか」
「履いてみて」
テーブルには花束が、そして足元には黒い靴が置かれている。
「この靴をですか? どうして?」
「黙って履いて。合えばあげる」
ミニョがためらっていると、命令口調になった。
「早く履きなさい」
ミニョはやむなく椅子に腰をおろす。勧められた靴を履く。
「ぴったりね。まさかとは思ったけど・・・」
車のトランクには鍵がかかっていなかったらしい。
「これはどういうことですか?」
ユ・へイは立ち上がり花束を握った。ミニョに押し付けた。
「ほら、これをあんたのよ。確かめよう」
「誰にです?」
「行けば分かるわ」
ユ・へイはミニョを立たせ、その背を押した。
「靴は脱がないと」
「相手に見せるのよ」
二人が悶着を起こしながらやってきたところにシヌが通りかかった。
シヌはミニョの履いている靴と花束に目を奪われた。次にユ・ヘイを見た。ユ・へイはシヌを見て薄笑いを浮かべた。
背後に異変を感じ、テギョンとジェルミは振り返る。
(続く)
<script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?cb=googleTranslateElementInit"></script> google-site-verification: google3493cdb2db9ede