雨の記号(rain symbol)

第33期 竜王戦3組  藤井聡太七段 vs 杉本昌隆八段(ランキング戦決勝) 

<script type="text/javascript">
function googleTranslateElementInit() {
new google.translate.TranslateElement({pageLanguage: 'ja', layout: google.translate.TranslateElement.InlineLayout.HORIZONTAL, gaTrack: true, gaId: 'UA-78908602-1'}, 'google_translate_element');
}
</script><script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?cb=googleTranslateElementInit"></script>









第33期 竜王戦3組  藤井聡太七段 vs 杉本昌隆八段(ランキング戦決勝)から 



 杉本昌隆八段と藤井聡太七段、二度目の師弟対決の場は、第33期 竜王戦3組のランキング戦決勝だった。
 居飛車対振り飛車の戦いとなり、この対局を制したのは弟子の藤井七段だった。

駒の激しくぶつかりあう将棋というより、出だしから心理戦の様相が強めだった。双方急戦に備えた囲いから相手の出方を窺う戦いになった。
 前半、攻めっ気を見せたのは四間に振った飛車を5筋に戻した杉本八段だった。角交換まではそうだった。
 だが、7七桂跳ねから6六に生角を打ち据えて、藤井七段は攻めの構想は出来上がったようだ。
 杉本八段の要の守り駒は6二の金、その駒と刺し違えるところまで読みに入った6六角打ちだったのではないか。
 杉本八段の攻めを見定めながら、玉頭から敵陣に向かう陣形を整備していく藤井七段の戦法はあまりにも見事だった。
 杉本八段の3五歩の突き捨ては結果的に相手に攻めの拠点を与えてしまった。しかし、この手が失着というより、この時点ではすでに備えで遅れを取っていたため緊急手段となってしまった気がする。

 
 佐藤天彦九段は「…藤井さんは、パス回しが巧みで、選手同士のぶつかり合いにさせてくれない。相手の陣形がどう変化するのかを読み、的確に隙をついて、チャンスをものにする。偶然はなく、綿密な計算に基づいていると思います」と藤井七段の将棋を評している。

 この日の師弟対決の将棋を見ていると、藤井七段が杉本八段の攻勢を封殺し、いつの間にか玉頭から敵玉に迫る陣形を作り出していた。
 本格的な戦いが始まった時、藤井陣は守り駒がしっかり役割を果たして消えた。だが、杉本陣の守り駒は役に立たないまま投了へ追い込まれた。
 
 派手な打ち合いは最後の場面だけだった。野球でいうなら、2―0 くらいの藤井七段の完封勝利だった。



<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','https://www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

ga('create', 'UA-78908602-1', 'auto');
ga('send', 'pageview');
ga('create', 'UA-XXXX-X');
ga('require', 'linkid');
ga('send', 'pageview');

</script>

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「将棋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事