雨の記号(rain symbol)

問題の本質

前担任がいじめの発端? 福岡の中2自殺 頻繁に差別的発言
2006年10月16日(月)10:10

 福岡県筑前町の三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとみられる事件で、同中の合谷(ごうや)智校長は15日、1年生時の担任だった男性教諭が男子生徒に対して不適切な対応や発言をするなど、「教師によるいじめ」があったとして、両親らに謝罪した。校長は男性教諭の対応が「(自殺の)1番大きな引き金になった」「子どもたちによるいじめの大元になった」と述べた。

この男性教諭は不適切な対応をしたのかもしれないが、誰かのせいにして幕を引くのはよくないと僕は思う。そうだ、そうだ、あの先生がそう言ったから、自分たちはそれに乗せられたのだ、と考える生徒たちが出てくるかもしれない。そして先生一人が悪いと思い込む。僕にも覚えがある。年端の行かない頃は価値観も定まっていないから、力ある方になびいて付和雷同に陥りやすく、後ろめたいことをしでかしても適当な理由に乗って自分を正当化しがちなものである。
「イジメ」で何が悪いかといえば、直接、いじめた人間に決まっている。誰に扇動されようといじめなければこの問題は発生しない。この男性教諭を一括集中で悪者にしていては、その時はいいかもしれないが、問題の本質はまた逃げてしまうだろう。
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