今日は、お彼岸なので恒例のお墓参りでした(苦笑)
・・・でも、今回のお墓参りは特別なものがありました。
それは、ずっと行きたかった方のお墓参りに行けたことです。
私が小さい頃、お隣のお家には絵描きさんのおじさんと、おばさんが住んでました。・・・今は、その息子さんが住んでいるんですがね。
そのおじさんとおばさんに、私はすごくよくして頂いたんです。自分の家のおじいちゃんは、私が生まれる半年前に亡くなっていたので、私にとってとなりのおじさんは、本当のおじいちゃんのような存在だったんです。おじさんも、そんな私を本当の孫のように可愛がってくれました。おじさん達にもお子さんはいらっしゃいましたが、もう大きくなっていたので手が離れていたせいもあったとは思います。それにしても、ただのお隣の子どもに本当に優しくしてくれたんですよ。私も、家にいない時はほとんどお隣に上がりこみ、ごはんまで食べさせてもらっていたそうで(笑)おじさんのアトリエにも入り込み、たくさんの絵をみた覚えがあります。使い込んだパレットや、イーゼルなどもよく覚えています。
・・・そんなおじさんが亡くなったのが私が中学生の時。今でもよく覚えています。
それからは、息子さん夫婦が住んだんですが、向こうから接点を切りたがっているようなそぶりがあり、離れてしまったんです、お隣と。
・・・そんな感じですでに10年以上たってしまって。でも、忘れたことなんかなかったです。私は、お礼も言えなかったおじさんに、せめてお墓参りができたらなぁ・・・と思っていてでも、お隣とは疎遠になってしまったこともあって、なんとなく言い出せなくて。で、何かでたまたまおじさんの話が出たとき、親にお墓は遠いのかなぁ・・・?って聞いたら、すぐ近くだったんですよ。遠かったらしかたないと思ったんですが、ものすごく近いことがわかって。だったら行きたい。
そしたら、父親も、お葬式の時に一度行ったきりだから、場所がちょっとあやふやだけど、たぶんあの辺でわかるから、じゃぁ行ってみるか?と言ってくれて。
で、今日、やっと行くことができました。入り口の近くでわかりやすかったんですけど、やはり10年以上前の記憶で、あやしかったんですが、すぐに見つかって。・・・おじさんがおしえてくれたのかもな~。すんなり行けたんですよね。
10年以上かかってしまいましたが、やっと行くことができて本当に嬉しかったです。場所がわかったので、今度も行けるしな。
・・・今思うと、私が絵を描くのが好きなのも、おじさんの絵を見ていたのもあるのかもなぁと、思います。おじさんは油絵を描く方でしたが、『絵』は絵ですから。
今では、隣の家も建て直して、おじさんのアトリエ(とはいっても、プレハブみたいなところでしたけど)もずいぶん前に壊してしまい、昔の形は残っていませんが、私はいつだって覚えています。おじさんと、おばさんが私を待っていてくれたお家を。
おばさんはどこか施設に入っているみたいなんですが、元気でいてほしいです。叶うことなら会いたいけど・・・もう忘れられてたり(苦笑)
元気でいてくれてることを祈ってます。・・・聞けばいいんだろうけど、ねぇ・・・何となくやはりお隣には聞けなくて。身内ではないですしね。
長い文になったなぁ・・・(苦笑)ちゃんと、家のお墓参りもしてきましたよ!車がすごく多くて、混んでましたが~