日日不穏日記gooブログ版

LCAという試み

 今週もすでに3日消化。今年度もあと2日だ!今のコースではいくつか餞別を貰ってて、今日は花(↓)とドリンク剤。別れを惜しみつつ、引継ぎの地図や引継ぎ書の作成で慌しく1日は過ぎていく。
 比較的わかりやすく、ぶっつけ本番でも大丈夫な今のコースとは違い、今度のコースは道が細いし、同じ長野市とは言っても、多少は下見をしておかないと正直不安・・・というか、1班目まで行く道がわからぁん!
 ま、土曜日に各曜日の序盤5班くらいは下見をしなきゃいけないかなって考えてるところ。どうせ、全部回ったって、覚え切れないし疲れるだけ。だったら多少でも不安を払拭する程度には下見をしておこうか。。。というのが偽らざるホンネ。



 さて。フードサイエンスに「松永和紀のアグリ話●有機農産物も地産地消も、環境によくない場合が…」って面白い記事があったので、一つ紹介を。
 「有機農産物も地産地消」も一般的に無条件に善と言われてるから、ナニ!って目を剥く人もいそうだけど、ココで取り上げられてるのはLCA(ライフサイクルアセスメント)の手法で「畑から食卓までのさまざまな環境影響を洗い出して検討」してみると言う手法。
 農薬や化学肥料を使わないことで「環境によい」とされてきた有機農産物や、輸送距離が短いことで評価されてきた地産地消の優位性も、食品の生産と消費が与えるトータルの環境負荷の中では、それらはほんの一断面に過ぎず、有機栽培の方が慣行栽培より、広大な畑が必要とされたり、気象条件のあった場所で栽培して遠方から運んだ方がCO2の発生を抑制出来る・・・と言う事例が出てくる。
 まぁ、これだけで有機農産物や地産地消を劣っているというのは早計だと断ってはいるんだけれども、「全体像を科学的に把握して、持続可能な生産消費を模索する」という試みはもっと光を当てられていいことだと思う。なにせ一番の食の安全は、「必要な食料をしっかりと確保することにあるのだから。

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コメント一覧

haikyotansaku
有機や地産地消が慣行栽培に比べて悪いとは思いませんが、一面的に一方が良いという見方には反対なので時機を得た指摘だと思い、書いてみました。このままでは日本の農業は間違いなく立ち行かなくなります。食糧確保を最優先にするなら、配給制って考えは確かにありですね。それもやな気がしますが・・・そういうことも含め、持続可能な生産消費のあり方をタヴーを排して議論していく必要はあると思います。何言いたいのかわからなくなってきましたが・・・(苦笑)。
ヌーボー
生産者側だけの推察だけでは片手落ちです。
売り手が有機や地産地消を推進するのは、あくまで環境などではなく、売るための特色を出すためです。本気で持続可能なということを考えているのがどの程度か?
買い手も有機は環境に良いとは思わず、健康に良いというイメージと考えるのが自然。要は売り手と買い手の関係で生まれたものでしょう。
本当に持続可能で食糧確保を目指すなら、消費者の多用なニーズに規制をかけ、配給制にし、病気に強く収量の良い作物(おいしくないかも)を推奨するようにするのが一番のような気がします。
強力な遺伝子組換えも必要で、ハウスものは×かな。一年中いちごが食べられるのも環境コストは高いかも。松永さんの言いようでは現在の農業も見直しですかね。
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