早朝5時、オヤジが不整脈で具合が悪く、「病院、病院・・・配達・・・」と意味不明なことをつぶやき、緊張感が。幸い出勤する時には回復して安心して出勤。一昨日、松本行ったときにいきなり心臓に圧迫感が来て一瞬「ヤバイ!」と思ったりしたから、余計そう思ったんだろう。さて、一昨日の「世界一受けたい授業」に食品表示の専門家:垣田達哉氏が出てて半分くらい見逃してしまった・・・残念。「有機栽培」「無農薬」「減農薬」「低農薬」などの表示の違い・・・でゲストの誰も知らないことにびっくり。他にも「国産牛」と「和牛」の違い(国産牛は原産国表示、和牛は牛の種類)なんてのは食品表示の本を読めば真っ先に書いてあるイロハのテーマなんだけどな。それだけ実際の表示と消費者の意識にギャップがあるということだね。今日立ち読みした「週刊ポスト」には“あなたは「納豆」に騙されている!-「健康神話」に偽りはないか”という記事が。なになに?って読んでみると、「健康食品として売れ行きが伸びている納豆だが、遺伝子組み換え不使用と表示されてても組み換え大豆が混入している!それは国が5%までの意図せざる混入(流通段階で分別しても混入してしまう)を許容しているという事実があるからだ」というもの。なあんだ・・・といささか呆れる。週刊誌で大げさに取り上げるまでもなく、IPハンドリング(分別生産流通管理)による“不使用表示”の根拠は「分別管理の証明」であって「実際に混入ゼロ」という証明ではないというのは、多少<その道>に詳しければ誰でも知ってること。素人の同人誌ならともかく、この程度のことを週刊誌で書くなよ、って言いたくなる。まぁ、5%の混入率を許容してる国の姿勢に問題がないとは言わないけど、EUと違って大豆やトウモロコシの自給率が著しく低い日本であまりに厳しい混入率規制をすると、そこらじゅう違反だらけになってしまうだろう。そもそも「不使用」表示は任意であって、義務化されてるのは「使用」と「不分別」。加工食品も「原料の重量で上位3品目かつ5%以上のもの」を表示しろってことだし、「醤油や油」は最終食品にたんぱく質が残らない(発酵や熱で分解してしまう)から、対象外というわけで、ほとんどが表示義務から外れてしまう。(量の多い少ないはあるにしても)日本人は誰でも遺伝子組み換え食品を食べてる。そういう事実からすれば、納豆だけを槍玉に挙げるこの記事ってなんなんだ、って気がするね。まだまだ書くことがあるんだけど、続きは明日、ということで。
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