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六ヶ所村ラプソディー再び

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 六ヶ所村ラプソディーを再度DVDで観た。生協組合員を含めた有志が、自主上映会に取り組み一度観た映画だけれども、六ヶ所村という原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した場所で、<核>と共に生きることを強いられた村民が、賛成・反対様々な立場で登場し、語る。

 専門家もまた自説を展開する。二十年以上前、日本に反原発のブームがやってきて、運動は高揚し、推進派の無能を静かに罵倒し、明日にもカストロフィがやってくると煽りたてた広瀬隆が全国を行脚。僕も矢も盾もたまらず、講演を聴きに行き、「危険な話」や「眠れない話」を買い込み、反原発の立場へと舵を切った・・・

 もう、反原発ブームの高揚は、去って久しい。でも、プルトニウムを摘出しても、残された放射性廃棄物の問題は依然として残ってる。地中深く埋めたとしても、いつになったら無毒化するのか?地震に対する備えは大丈夫なのか?

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 最終処分場を受け入れる自治体は今のところどこにもない。結局、原発問題の最大のネックは廃棄物問題に尽きる・・・って僕はそう思ってる。

 この映画は全体的には、“反対派”に軸足を置いてるように見えるけど(最初に映画を見た時、僕はそう思った)、ごく少数の反対派に対して圧倒的に優位に立ってる原発推進派(原発企業)がもっと正面に出て、説得力のある主張をしてくれたら、映画の印象は随分違ったものになったんじゃないか?って思うんだ。

 でもほとんど取材拒否。結局、自分の土俵に立った場所でしか発言しない推進派って構図は、どうかと思う。僕も一度柏崎刈羽原発の見学に一度行かせて貰ったけど、推進派だってちゃんと語るべき言葉を持ってるんだからさ。

 まぁ、それを割り引いても、この映画、よく出来てると思う。監督は反対派なんだろうけど、地元の葛藤を、ちゃんと推進派の村民の言葉を率直に拾ってくれてるもん。

 原発の賛否を別にして、“問題の核”になってる六ケ所村の置かれてる現状をルポしてくれてるこの映画は極めて貴重。もし、もし希望があったら、観て貰いたいな、って思ってる。断言していい、偏狭な反対派の映画じゃないってことだけは、僕が保証するから。

※参考:①環境にやさしい原子力とは?(藤田祐幸 インタビュー録)

参考②きっこのブログ「六ヶ所村ラプソディー」

参考③「六ヶ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク 賛同と活動参加のお願い

<付記>2月1日AM/10:15

 再処理施設の試運転の終了が相次ぐトラブルで去年12月から、今年の2月、さらに8月に延期という動きになっているようです。

参考④原子力情報資料室リリース

参考⑤再処理施設の工事計画に係わる変更の届出について(日本原燃株式会社、1月30日)

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