僕が原子力発電に興味を持ったのは、年がわかっちゃうけどね、86年のチェルノブイリ事故を受けて、広瀬隆が、『危険な話』を書いてベストセラー。全国を講演行脚してね、OHPで新聞記事など次々と資料を出して、事故は連日のように起きている、原子力産業がいかに無能で、「明日にも大事故が起きる」って、カタストロフィー(悲劇的な結末)を予言して回ってた頃から。
あれを反原発(もしくは脱原発)「ブーム」って言うのは、運動する側は嫌がったんだけど、本も買ったし、広瀬氏の講演も聴いて、目の前が真っ暗になってね。落ち込んだよ、マジで。
もちろん、そんな悲劇的な事態は起きてないし、僕らは平和に暮らしてる。
鎌仲ひとみ監督の六ヶ所村ラプソディーのような映画は作られてるし、自主上映会が開かれ(映画は見に行ったし、DVDも持ってる)、再処理工場の本格稼働に反対する運動は、今でも続いてはいる。けど、当時の熱気は、望むべくもない。
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四半世紀近くを経て、語り部だった広瀬氏は、“ロスチャイルド陰謀論”に執筆の舞台を移し、反対運動を理論的にリードした高木仁三郎氏は鬼籍に入ってる。
「働け!吉田くん」シリーズは、言うまでもなく中部電力のプロモーション。わかりやすく原発への理解を得るってスタンスだから、反対論とはもちろん対極にあるんだけど、立場はどうあれ、見る価値はある・・・って思うよ。
あぁ、僕は今でも、反対、もしくは懐疑的な立場だね。原発は依然として、放射性廃棄物の問題を解決出来てないし、浜岡原発は活断層の真上にある。安全性対策は施されているとは言っても、電力会社の耐震性の評価はまだまだ甘い。
原発の見学会にも応募して、新潟の柏崎刈羽原子力発電所もじっくり見てきたし、丁寧に説明も受けてきたけどね、今のところ気持ちは変わらないなぁ。
それでいて、廃墟になったチェルノブイリのDVDを見て喜んでる不真面目な、廃墟マニアでもあるんだけど。
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