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GMO市民講座・その後

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 先日行われた遺伝子組み換え作物の市民講座が、今月7日に開かれて3週間余りが経った。参加した人でブログの記事にしてる人がいないかな・・・って検索したら、2人の人が書いていた。

 一人は遺伝子関係の仕事をしておられた方で、もう一人は企業関係者の方でしたね。コメントやトラバをさせて貰ったんだ。で、思ったのは、研究の最前線を知るには刺激的なイベントだったんだけど、前にも書いたように<市民>が参加するには、ハードルが高すぎる講座ってのが、正直な感想。



 ここでの発表は単行本『救え!世界の食糧危機 ここまできた遺伝子組換え作物』(化学同人)に収録されてるんだけど、その冒頭にこんな記述があるんだ。

 「(かなり間違った記述の食品安全の指南本や遺伝子組み換えに否定的なサイトが多くあるが)学生時代より20年以上植物の遺伝子組み換え研究に関わってきた身には、こうしたネガティヴな情報のほとんどは確固たる根拠のない、都市伝説の類にしか思えない」(P.2)

 これって、確かに危険好きのマスメディアの偏向報道や、未知の技術への市民の漠然とした不安感によるかもしれないけど、こうなったのは、専門家が反対派との“情報戦”に負けたせいでもあるんだよ。もっと言えば、市民感情を軽視した怠慢に由来するもの。



 例えば、反対派の論客である天笠啓祐氏や渡辺雄二氏は96年の輸入開始の遥か前から、バイオ食品、ハイテク食品という名称で警告を発してたし、輸入後間もなくして、害虫抵抗性トウモロコシに“虫がついて死ぬ映像”をいち早く公開したのは日本子孫基金(現・食品の暮らしと安全基金)。これらがマスメディアに流され、天笠氏や渡辺氏は“識者”として、ニュースに登場して解説を担当する。

 生協も学習会に呼ぶには、他の人がいないから、当然、反対色の強い内容が組合員に刷り込まれていく。討論会などには日本モンサントの山根氏あたりが奔走してたけど、“悪役”のバイオ企業の人じゃあねぇ。

 今回の市民講座で“遺伝子組換え作物”へのイメージはだいぶ変わったけど、でも手放しじゃあ賛成できない。素朴な疑問に答えて、わかりやすい情報提供をする場を専門家も行政も提供してほしいって思ってるんだよ。それが、不足してるよね、今は(この項続く)。

↓遺伝子組み換え作物について、よくわからないけど不安だ、って方はワンクリックお願いします。

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