歴史を多面的に見る

　確か組合の定期大会だと前から思ってたら、ありゃりゃ・・・来週の土曜だった。このところ土曜日は出ずっぱりだったのがいきなりヒマに。前から頼まれていたウチの周りの草刈りに午前中を潰す。春やって５月に続いて３回目。つい先日やった裏の空き地も草が生い茂っていて、あれだけやったのに雑草の繁殖力って凄げぇわ。輸送中に種がこぼれ落ちて組み換えナタネが自生するのも当然だな。草取り中に向かい２軒下の家が駐車場を潰して新築中。大病を患って寝たきりになった一人暮らしの婆ちゃんの面倒を見ようと娘の婿さんが引っ越してくるためだ。何度か救急車が呼ばれて騒ぎになったり、いろいろあったし、大変だぁ。「ご迷惑をおかけします」と丁寧な挨拶とタオルを頂く。「日本人の平均寿命は、女性が８５．５９歳、男性が７８．６４歳で、男女とも５年連続で過去最高を更新したことが２２日、厚生労働省がまとめた０４年の簡易生命表でわかった。前年と比べ、女性は０．２６歳、男性は０．２８歳延びた。女性は２０年連続の世界一、男性は前年の３位から香港を抜いて２位となり、世界最速のペースで長寿化が進んでいる」とは【日本人の平均寿命、男女とも最高更新　厚労省まとめ】の記事から。平均寿命を引き下げてる要素が年間３万人の自殺者ってよく聞くけどね。自殺未遂で後遺症に苦しむ人もいるだろうし、数に現れない要素っていろいろあるんだろう。平均寿命が上がってるってこと＝生きている人が健康・・・じゃないかもしれないしさ。今日朝の「みのもんたのサタデーずばッと」で“高砂義勇隊”が取り上げられてて興味津々。戦争末期に日本軍に参加した台湾住民で「7度にわたって徴募され、合計1,800名が参加した。参加者の多くが「志願」によるものであるため皇民化教育の成果として謳われた。生存者には親日家が多いと言われる事もあるが、一方で自らの意志に反して参加させられたという心証を持つ生存者や遺族も居る」という複雑な存在。親日家の主張も取り上げつつ、皇民化教育のプラス面を肯定的に紹介、また靖国への合祀に反対する動きも取り上げるという目配りが効いていて好感。このシリーズ「あの夏から60年」についてスタッフノートでは「自分の非は自分の非で認めないと、相手の非を堂々と指摘することができません。東京裁判は確かに問題のある裁判だったと言えますし、原爆投下も市街地への無差別爆撃も一般市民の大量殺戮以外の何物でもありません。それをしっかり指摘し続けることは国際法や戦時国際法を進化・深化させる上で、日本が果たしうる重要な役割だと思います。そのためには、自分の非も矮小化せずにしっかり見つめる必要があるのではないでしょうか」←本当にこういう視点で問題を掘り下げることが出来るのなら、戦後の検証を取り上げた出色のものになるだろう。来週以降のシリーズに期待！