長野の最高気温25.7℃、いきなり「夏日」。マスクを忘れたところに花粉が大量に飛んで一日の配達はグロッキー。動物園のサルも花粉症になるが、「寄生虫を持ってる野性のサルは花粉症にならない」と朝のテレビでやってたね。キャスターだったか「寄生虫を持ってた昔の日本人は花粉症にならなかった」という学者の紹介をしてたけれども、これは言うまでもなく“カイチュウ博士”藤田紘一郎氏のこと【寄生虫感染者にアレルギー疾患はない。インドネシアの住民が教えてくれた共生の意味】。「寄生虫感染者にアレルギー疾患はない。寄生虫を追いやったから、アレルギーが増えた」←人間の免疫力の低下と感染症の拡大が藤田さんの所説を受け入れやすくしている土壌を作っているとはいえるね。藤田さんの著作にはこういう記述もある「日本人も昔から寄生虫と共生してきた。しかし第二次世界大戦後、徹底して寄生虫の排除を行った。スギ花粉症第一例の出た64年は、それまで非常に高かった日本人の寄生虫感染率が10%を切った年でもある」(『清潔はビョーキだ』P.53、朝日新聞社 99年)。ふうむ・・・昨日一日風呂入らなくて“オヤジの匂い”がするって言ってた宮下さん、とっても元気だったからなぁ。多少、匂うくらいの方が感染症にかからないかも・・ってホントかね。ついでに中年過ぎの加齢臭(いやな言葉である)について触れると【科学的に解明された中高年特有の体臭の正体】に「ノネナールの特徴は、20歳代や30歳代ではほとんど検出されず、男女ともに40歳をすぎたころから体臭に含まれるようになり、その量が多くなるにしたがって体臭を悪化させることです」って書いてある。思い出した思い出した「ノネナール」。で、「加齢臭の正体が判明したことで、ノネナールの生成を抑制する抗酸化剤や抗菌薬剤などを配合したボディー用シャンプーやローション、パウダー、消臭スプレーなどが開発されています。また、加齢臭を分解したり、軽減する繊維も登場しました。近いうちにこの素材を使った肌着やシーツも商品化されるといいます」というから、結局、「匂い」を抑制するために更なる“清潔・抗菌・消臭”で対抗しようってわけだ。藤田さんの言う「共生」とは逆の方向だけど、“老い”と“死”を覆い隠そうってのが現代社会だからねぇ。まぁ、花粉症との闘いはまだまだ当面続くってわけだ!ああ、気持ち悪い。
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