昨日は内閣改造の報道一色。「造反組のマドンナ」を登用するサプライズ人事を予測して見事はずした【世に倦む日日】は“虎を野に放ったもの”というけど、本当かね。【勝谷誠彦の ××な日々】は粛清人事という。いろいろな物の見方はあるだろうけど、今日の朝日の見出しは<実務型>。意表をつかなきゃ“堅実”っていうのも語彙が不足し過ぎてないか。そんなことを考えてて平安堂川中島店に寄って『小泉純一郎と日本の病理』(光文社)に『巨人帝国の崩壊 スポーツの支配者たち』(花伝社)を衝動買い!読めないのに買わずにいられない病的な症状は相変わらず(泣)。【米国産牛肉、12月にも輸入再開へ 食品安全委の答申案】「米国産とカナダ産の牛肉の安全性に対する評価を最終調整していた食品安全委員会のプリオン専門調査会(座長・吉川泰弘東大教授)は31日、生後20カ月以下の牛に限り危険部位を除去するなどの条件を守れば、日本の牛肉と比べて「リスクの差は非常に小さい」とする答申原案をまとめ、審議を終えた。これらの安全対策が両国で守られるかどうかを厚生労働、農林水産両省に監視するよう求めることも盛り込んだ。牛海綿状脳症(BSE)の確認で、停止していた輸入の再開を事実上、容認したことで、政府は12月にも解禁に踏み切る見通しだ」←言うまでもなく、BSE問題は安全性云々以前に政治問題というわけで、“安全性対策が守られる前提”で審議するという苦しい選択で「アメリカ産牛肉も安全性で国産と差が小さい」という結論を捻り出したわけだ。だから、政府の調査チームが12月上旬にも調査に出かけるが「すべての食肉処理施設や農場を調査することは、そもそも不可能だとしており、「米国の検査システムが機能しているかどうかのチェックが中心になる」(厚労省幹部)という」で「吉川座長は、米国産牛肉について「安全対策が守られれば、国産牛肉と比べリスクはそれほど変わらない。受け入れる人は買って食べればよいが、嫌な人は買わなければよい。選択は消費者がするべきだと思う」と話した」だと。結論が自己選択かい!アメリカ産牛肉の流通上の問題、個体管理がされてないゆえに月齢は肉質で判断、飼料規制が不十分とか、アメリカ産の牛肉に問題が多いことは事実。BSEが発祥したイギリスと違い、特定危険部位(SRM)を食べる習慣は日本にはないし、曲がりなりにも感染対策を採ってる米国産牛肉を食べて変異型ヤコブ病になる可能性は相当に低いと思う。が、輸入業界が求めてるのは何度でも書くが、30ヶ月未満の輸入解禁という現状回復だ。憂慮するのは「食の安全」問題が「政治判断」によって歪曲されることであって、BSEの危険があるかどうかじゃない!というのがわかりにくいだろうけれども、オレの考えなのだ。
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