伸ちゃん in JIROKICHI（その１）

ウエストロードにはJIROKICHIが似合う。８４年だったか、再結成コンサートで訪れたはいいが、満杯で奥に入れず入り口の階段で彼らの演奏を聴いた事があった。あれから何十回ここに通っただろう。ウソか本当か、老舗のスッポン鍋には旨みが染み付いていて、水を張って暖めるだけでダシが出ると言っていた人がいた。JIROKICHIに一歩入ると今まで聴いた素晴らしい演奏が頭の中で聞こえるような気がする。



１月２３日のJIROKICHIは伸ちゃん、Bob斉藤(sax)、 RAINEY'S加藤(b)、 松本照夫(dr)、KOTEZ(harp,vo)　という豪華メンバー。今回のツアーは、KOTEZこと、こてっちゃんのプロデュースだった。こうやって若い人が活躍するのは素晴らしいことだと思う。悲しいことにオジサンの聴く音楽がどんどん減ってきている。訳知り顔でラップなんぞ聴きたくないし、演歌に流れるのはもっと嫌だ。頼んまっせ。



プロデューサー、ハーピスト、ボーカルと大活躍のこてっちゃん。彼のシマ、千歳烏山に行けなかったのは残念だった。

ちょっと前は恥ずかしげに歌ってた伸ちゃんも堂々としてきた・・・なんて言うと怒られるか。でも『俺、歌も好きやねん』といった感じがとてもいい。勿論、ギターを持てばBlues Guitar Master、ギンギンに弾きたおしてくれた。しかしこの人、開放弦の使い方が上手いなぁ。並みのギタリストだと押さえていない分コントロール出来なくなる人が多いのに、この人にとってギターは体の一部なんだ。最前列に陣取り、フレットの上を踊る伸ちゃんの指を見つめるＳ田さんとぼーず。はたから見たらちょっと変（笑）。