乳白色の世界の白い花。
早池峰山(2014.7.28)
「その1 小田越登山口から」「その2 鎖場の梯子を登って・・・」「その3 花の稜線、そして山頂」の続きです。
早池峰山山頂出発 9:40
たった一輪、咲き残りのミヤマオダマキ。
再びお田植え場の花畑。
よ~く見てみると・・・
ヨツバシオガマやネバリノギランやタカネアオヤギソウやハクサンボウフウの他にも
マルバシモツケも混じっていました。
名残惜しいですが・・・
稜線の剣ヶ峰分岐から小田越への尾根道へ 9:50
それにしても登って来た時とは大違い。
あの強風は何処へ?
登りでも撮ったハヤチネウスユキソウ。
あんなに沢山付いていた水滴が減っている。
湿度ダウンと風速ダウンとを合わせて、この後ガスがとれてくるでしょうと曖昧予測 (^^ゞ
滑り易い蛇紋岩の登山道ですが、そこは一度通った道。
気を付けつつも、彼方此方眺める余裕も出てきて
あんなところにもハヤチネウスユキソウと・・・タカネサギソウ?
こんなところにも♪
天狗の滑り岩上部でハシゴ渋滞が発生したその間に
イブキジャコウソウとミネウスユキソウかウスユキソウ。
奈落の底へ!?
下る先が見えない恐怖は、一度通ったから感じない♪
その場で思わず後で思う (+_+)
しっかりしていて動かない鉄梯子ですが、何人もいっぺんに取り付くのは・・・いろいろ危険。
左手両足三点確保で片手撮り・・・いろいろ危険。
何事もなく2本のハシゴを下り終えて
八合目付近 10:05
あの磨かれてツルツル滑る足場もクリアしましたが、ここからも油断できません。
登りでは先頭を任されましたが
ここからの下りでは列の最後尾のペースに合わせて余裕を持ってゆっくりと♪
目に付く場所に咲いているのに、だいぶ見逃していたようです (^^ゞ
ちなみに後ろにボケボケで写っているのはウメバチソウの蕾。
咲き残りのナンブイヌナズナ?
その他にも僅かに・・・小さくて撮れなかったキバナノコマノツメなどが咲いていました。
振り向くと、なんとなくガスが薄れてきたような気がするんですが
それは気のせいではなかった♪
七合目の石柱は何処?
とにかく竜ヶ馬場手前。
サマニヨモギは北の花。
北海道の様似地方で発見されたから様似蓬。
こうやって俯いてばかりいないで前を見ろよと・・・
足を進めているせいもありますが、それだけではありません。
ここだけは相変わらず風が強いものの、登って来た時よりはだいぶマシ。
その風がガスを吹き飛ばし、少しずつ少しずつ・・・いや
上の写真を撮ってからほんの3分程で五合目の御金蔵まで見てきたうえに
なんとなく小田越登山口にある監視員詰所の屋根も見えてきて
さらに岳川を隔てて早池峰山と対峙する東北百名山の薬師岳の姿も!
そして、右を向けば河原の坊コースも!
そんなガスが晴れていく光景にばかり目を奪われていて
下山の時に撮ろうと思っていたチシマフウロを撮り逃すところでした (-_-;)
そして花から視線をあげると・・・
(この写真ではわかり辛いけれども)河原の坊登山口の建物の屋根と駐車場も見えていました♪
景色が見えてくれば長くなる・・・続きます。