Waterfalls Blog

The Blog of "Waterfalls: Taka's Hemisphere"

ジェイムス・ブラント 東京公演 @SHIBUYA-AX

2006-05-06 | Live Report
4月24日(月)、SHIBUYA-AXにて行われた日本で初めてとなるジェイムス・ブラントのライヴを観に行ってきました。

元々、2005年7月に本国英国でデビュー・アルバム『バック・トゥ・ベッドラム』とシングル「ユア・ビューティフル」を、全英アルバム&シングル・チャートで同時No.1に送り込むという快挙を成し遂げてから、私もジェイムス・ブラントには注目していましたので、初来日公演が決定した時は、即チケットをゲットした訳ですが、まさかその後、米国でも来日直前の3月11日付ビルボード総合シングル・チャートで「ユア・ビューティフル」が全米No.1を獲得する程の大ヒットになるとは、正直予想だにしていなかっただけに、大変驚きました。(日本では、フジテレビ系ドラマ「小早川伸木の恋」(毎週木曜夜10時放送)挿入歌としても話題になっていたので、その影響で日本国内で大ブレイクする可能性は予想していましたけどね。)

ということで、結果的に、シングル「ユア・ビューティフル」が全英・全米制覇した直後、という絶好のタイミングでの来日となったということもあってか、取材カメラも多く、場内は開演前から熱気ムンムンでした。そして、開演時間をやや過ぎた頃、バンドに引き続いてジェイムス・ブラントが登場したのですが、服装も普段着な感じで、スター然としたところもなく、ライブも全体的に等身大のパフォーマンスという感じでした。

因みに、ワーナーミュージック・ジャパンの公式ページによると、その日のセットリストは下記の通りとのことです。

1. Breathe / ブリーズ*
2. Billy / ビリー
3. High / ハイ
4. Cry / クライ
5. Goodbye My Lover / グッバイ・マイ・ラヴァー
6. Coz I Luv You / コズ・アイ・ラヴ・ユー(スレイドのカヴァー)*
7. Tears and Rain / ティアーズ・アンド・レイン
8. I Really Want You / アイ・リアリー・ウォント・ユー*
9. Out Of My Mind / アウト・オブ・マイ・マインド
10.No Bravery / ノー・ブレイヴリー
11.Same Mistake / セイム・ミステイク*
12.Wise Men / ワイズ・メン
13.So Long, Jimmy / ソー・ロング・ジミー
(Encore)
14.Where Is My Mind ?/ ホエア・イズ・マイ・マインド(ピクシーズのカヴァー)*
  『チェイシング・タイム~ベッドラム・セッションズ(DVD+CD)』に収録
15.You’re Beautiful / ユア・ビューティフル
*印:新曲、或いは未発表曲。
ほかはアルバム『バック・トゥ・ベッドラム』収録曲

とにかく、演奏を終えると「アリガトウ」「ドウモアリガトウ」と(この二言しか日本語は知らないと断りつつ)日本語で挨拶したりと、とてもフレッシュな魅力が溢れるライヴでした。そんな中でも特に印象に残ったのが、デビュー・アルバム『バック・トゥ・ベッドラム』のラストを飾る曲でもある「ノー・ブレイヴリー」という、ジェイムスがイギリス軍の偵察将校だった頃にコソボの兵舎で書いたナンバーで、コソボでのパトロール中のプライベート・フィルムと思われる映像をバックに、ピアノ弾き語りで披露されたのですが、その曲の時だけは、悲惨な紛争がもたらした残虐行為、破壊行為の被害を被った人々を目の当たりにした実体験に基づく歌だけに、さすがに賑やかだった場内もシーンと静まり返り、終わったあとも他の曲の時のように歓声が上がることもなく、この時だけはお行儀のいい真面目な拍手がおくられていたことでした。あと、デビュー・アルバム『バック・トゥ・ベッドラム』の冒頭を飾る、大好きな曲「ハイ」でもそうだったのですが、サビのファルセットが実に心地よく心に染み入りましたし、アンコール最後の「ユア・ビューティフル」では、会場全体の一体感が凄く、とても暖かい感動を呼び起こされました。それにしても、まさに今が旬の新人アーティストによる絶好調の時期の初ライヴというのは、やっぱしオーディエンスの盛り上がりも凄く、しかもフレッシュで感動も一入ですね。

Jon Anderson 東京公演 @国際フォーラムC

2006-04-22 | Live Report
4月17日(月)、東京国際フォーラム・ホールCにて行われたイエスのヴォーカリスト、ジョン・アンダーソンの初ソロ来日公演『SOLO Work In Progress Tour of the Universe』を観に行ってきました。

元々は、アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウの唯一のアルバム『閃光』(1989年)からの第一弾シングル「ブラザー・オブ・マイン」のビデオクリップとその楽曲の美しさ、そして、何よりもジョン・アンダーソンのエンジェル・ヴォイスに惹かれたのが最初のきっかけだったのですが、その後、映画『十五少女漂流記』(1992年)の主題歌としてシングル「アイランド・オブ・ライフ」を(実質的にはジョン・アンダーソンと喜多郎の共同制作ですが)ソロ名義でリリースした時、作曲は喜多郎とはいえ、カップリング曲「レディ・オブ・ドリームス」共々痛く感動しまして、以来、ジョン・アンダーソンのソロ・プロジェクトにもイエス同様に惹かれるようになりました。ただ、ジョン・アンダーソンのソロ・アルバムは、毎回そのテーマばかりでなく音楽性まで一変してしまう傾向にある為、なかなかどれも好きという訳には行かないんですけどね。

とにかく、初のソロ来日公演ということもあり、また彼のソロ・パフォーマンスを収めた初のソロ映像作品『ツアー・オブ・ザ・ユニヴァース』(日本盤5月10日発売)の収録曲には、ジョンのソロ・アルバムの中では一番好きな『チェンジ・ウィー・マスト』(1994年)収録のタイトル曲とかも入っていたので、イエスの楽曲だけでなくジョンとヴァンゲリスのコラボ作品やソロの楽曲とかも聴ける貴重なソロ公演となるにちがいない、ということで、即チケットを購入して、その日を楽しみにしていました。

そして、当日、開場時間に会場に着くと、既に長蛇の列が出来ていてびっくりしました。また、入場後もグッズ売り場に、これまた長蛇の列が出来ていて、何があるのかと見れば、「会場でのCD『Solo Show Songs』又は輸入DVD『Tour Of The Universe』購入者には、終演後の握手&サイン会への参加券を配布する」との貼り紙があり、私も慌てて最後尾に並び、なんとかDVDを購入して参加券をゲットしました。(本当は、コンサート会場限定で販売されているライブCDの方が欲しかったのですが、既に売切れてしまっていたので、やむを得ずDVDとしました。)

それから会場に入ったのですが、そこは、ステージのスクリーン両サイドの呪術的なシンボルマーク(実はジョンの初ソロ・アルバム『サンヒローのオリアス』(1976年)の裏ジャケのマークで、その意味については、詳しくはこちらを参照ください)といい、とてもスピリチュアルな雰囲気が漂っていまして、まさに宗教的観念の世界と化していました。(どんな雰囲気だったのか実際にステージセットを見てみたい方はこちらをご覧下さい。)そして、ステージ上を見ると、ギター(MIDIギターとアコースティック・ギターの2本)にキーボードしかセッティングされておらず、その時点で初めてこれは完全な「ソロ」公演なのだと気付きました。

それから暫くして客電が落ち、ジョンが一人ステージに登場、主に「MIDIギター」という1本のギターに5つのペダルをつないだ楽器を用いてあらゆる音を出して、まさに1人オーケストラ状態で素晴らしい演奏を披露してくれたのですが、その音世界は、ステージのスクリーンに映し出されるアニメーションやCG、風景などの美しいスピリチュアルなイメージ映像と相俟って、まさに独特のジョン・アンダーソン・ワールドそのもので、天上から舞い降りてくるかのようなジョンの歌声と共に、とても感動しましたし、癒されました。

ただ、少々期待していた喜多郎の飛び入り参加による「アイランド・オブ・ライフ」の演奏というハプニングはなく、また、絶対演奏してくれると思っていた「チェンジ・ウィー・マスト」も演奏されなかったのが少々残念でした。「ラウンドアバウト」や「ロンリー・ハート」等、イエスの曲の弾き語りもそれはそれで楽しかったのですが、折角のソロ公演ですので、できればもっとヴァンゲリスとのコラボ作品やソロの楽曲を聴きたかったな、というのが、正直な感想です。でも、アンビエントでスピリチュアルな音と映像の世界は圧巻で、とても都会のライヴ会場で行なわれているとは思えないほど、自然の空気と同じようなどこか新鮮な気持ちいい空気を運んでくれるライヴでしたし、人柄の良さも滲み出ていて、全体的にとてもアットホームな温かい空気を感じるライヴでした。

また、終演後には、ついにジョン・アンダーソン本人と握手も出来ましたし、購入したDVD『Tour Of The Universe』の内ジャケにサインも直接その場で戴けたので感無量でした。因みに、その際、ジョンには「Your spiritual music always means a lot to me. Thank you very much!」と伝えたところ、Jonも「Thank you!」とにこやかに答えてくれたので、少しであれ直接気持ちを伝えられて、嬉しかったです。

因みに、その日のSet listは下記とのことです:

1. Opening(鳥のSE)
2. Harmony
3. Long Distance Runaround
4. Father Sky
5. Standing Still
6. Bring On The Day
4. Yours Is No Disgrace 
5. Richard
6. You Lift Me Up
7. This is
8. I'll Find My Way Home
9. Piano Songs
 . Set Sail
 . Close To The Edge
 . Who Could Imagine?
 .Time And A Word
 .The Revealing Science of God (Dance of the Dawn)
10.チューリップ(童謡)
11.Show Me
12.Nous Sommes Du Soleil
13.さくら (童謡)
14.Owner Of A Lonely Heart
15.Wonderous Stories
16.White Buffalo
17.State Of Independence
18.And You And I
19.Soon

ENCORE:
20.Roundabout
21.Your Move~Give Peace A Chance

BON JOVI 東京公演@東京ドーム

2006-04-12 | Live Report
ボン・ジョヴィのニュー・アルバム『ハヴ・ア・ナイス・デイ』を引っさげての来日公演2日目となる4月9日(日)の東京ドーム公演を観に行ってきました。

実は、当初、U2の来日公演を優先したこともあり、発売日には買わず余力があれば行こう、という感じでいたのですが、U2の来日公演が延期となってしまったこともあり、急遽、行こうと思い立った訳ですが、その時点では2階席しか残っておらず、あとオークションもチェックしたのですが、なかなか購入までには踏み切れず、ついに当日となってしまい、当日券で観ることとしました。実は、2001年3月29日のOne Wild Night Tour横浜アリーナ公演も当日券で観たのですが、1階センター席を取り囲んで階段状になっている2階アリーナ席とはいえ、なかなかステージ至近の良席だったので、今回も淡い期待をもって当日券を購入しました。しかしながら、残念ながら2階席ということで、ちょっとがっかりしつつ自分の席へと向かいました。

それにしても、東京ドームの2階席自体が初体験だったのですが、ステージを見下ろすような感じで、アリーナは勿論のこと1階席との見え方の違いに驚きました。ただ、いざライヴが始まると、以外にもステージまでの体感距離は1階席と変わらず、しかも、ステージ後方の特大LEDスクリーンの画像が非常に鮮明で、2階席のほぼ最上段であったにも関わらず、鮮明にメンバーの表情が観れたのが、期待していなかっただけに、非常に嬉しかったです。また、予想外にも2階席まで1曲目から最後まで総立ち状態の大盛り上がりで、それも2階席ということで期待していなかっただけに、最高でした。

それにしても、2001年3月29日のOne Wild Night Tour横浜アリーナ公演で初めてボン・ジョヴィのライヴを観た時も思ったのですが、彼らは日本のオーディエンスを盛り上げるのが一番上手い洋楽バンドですね。実際、東京ドームの2階最上段まで1曲目から最後まで総立ち状態で盛り上げられるんですから。また、ギターのリッチー・サンボラも左肩を骨折しているにも関わらず、ギブスで固定している状態で、ギターを弾きまくっていてビックリ!

とにかく、懐かしの大ヒット曲の数々から最新ヒット曲まで、どれも大盛り上がりで、大合唱も出来たので、大満足でした。やっぱし、今も大ヒットを連発し続け、第一線で活躍し続けているだけに、まさに「今」を生きているバンドなんだな、ということを実感したライブでした。ということで、過去最悪の東京ドームのほぼ最上段という席であったにも関わらず、結果的には、十分満足しました。というか、満足させたボン・ジョヴィに、日本国内だけでも観客動員数120万人を誇る、ライヴ・キングの名に相応しい実力を感じました。やっぱし、ボン・ジョヴィは凄い!

因みに、公式サイトBon Jovi Newsによると、その日のSet listは下記とのことでした:

LAST MAN STANDING
YOU GIVE LOVE A BAD NAME
COMPLICATED
BORN TO BE MY BABY
STORY OF MY LIFE
CAPTAIN CRASH & THE BEAUTY QUEEN FROM MARS
I'D DIE FOR YOU
THE RADIO SAVED MY LIFE TONIGHT
EVERYDAY
IN THESE ARMS
WELCOME TO WHEREVER YOU ARE
I WON'T BACK DOWN (Tom Petty cover as intro to...)
HAVE A NICE DAY
WHO SAYS YOU CAN'T GO HOME
IT'S MY LIFE
I'LL BE THERE FOR YOU (acoustic)
BED OF ROSES (acoustic)
BAD MEDICINE
RAISE YOUR HANDS
LIVIN' ON A PRAYER

(1st Encore)
BELLS OF FREEDOME
LAST CIGARETTE
I'LL SLEEP WHEN I'M DEAD
RUNAWAY
KEEP THE FAITH

(2nd Encore)
SOMEDAY I'LL BE SATURDAY NIGHT
WANTED DEAD OR ALIVE

ザ・ローリング・ストーンズ 東京公演 @東京ドーム

2006-03-27 | Live Report
3月24日(金)、ザ・ローリング・ストーンズ(=以下ストーンズ)の東京公演2日目を観に、東京ドームに行ってきました。

今回は、チケット価格がドーム公演にも関わらず、ゴールデンサークル席¥55,000、S席¥17,500、A席¥14,500、B席¥12,500、C席¥9,000といずれも高額であったことから、なかなか行く決心がつかなかった訳ですが、先週になって漸くS席を購入し、観に行くこととしました。

高さ28メートル、全長60メートルのビルをモチーフにした巨大セット自体は、東京ドームのスタンド席から観ていたというのも関係しているとは思いますが、思っていたほど巨大でもないというのが第一印象でした。ただ、当日のセットリストが、3月22日初日公演と異なり、個人的には嬉しい内容でしたので、結果的には最高でした。実は、89年の復活作『スティール・ホイールズ』発表後の90年の初来日時のツアーはテレビ放送されたのを観たのですが、その時の1曲目が「スタート・ミーアップ」で、またライヴ盤『フラッシュポイント』もそうだったことから、ずっとストーンズのライヴは「スタート・ミーアップ」で始まるものを観たいと思っていたのですが、漸く初めて観た前回のLICKS JAPAN TOUR 2003では1曲目に「スタート・ミーアップ」が来ることは無く少々残念だっただけに、今回の東京公演2日目は、待望の「スタート・ミーアップ」での幕開けということで最高でしたし、特に、3月22日初日公演の1曲目が「Jumpin' Jack Flash」だったと聞いていた事から、期待していなかっただけに、1曲目から一気に盛り上がることとなりました。

因みに、東芝EMI洋楽スタッフの溜池日記official blogによると、その日のSet listは下記とのことでした:

1. Start Me Up
2. It's Only Rock'n Roll(But I Like It)
3. Oh No, Not You Again
4. Bitch
5. Tumblin' Dice
6. Worried About You
7. Ain't To Proud To Beg (The Temptationsカバー曲)
8. Midnight Rambler
9. Gimme Shelter
10. This Place Is Empty (キース)
11. Happy(キース)
12. Miss You
13. Rough Justice
14. You Got Me Rocking
15. Honky Tonk Women
16. Sympathy For Devil
17. Jumpin'Jack Flash
18. Brouwn Sugar
19. You Can't Always Get What You Want(アンコール)
20. Satisfaction(アンコール)

で、今回のステージセットですが、ビルをモチーフにした巨大セットにというよりは、寧ろステージの一部がそのままスライドして、アリーナFブロック手前のバックネット近くまで移動してきたのに驚きました。しかも行きは「Miss You」を演奏しながら移動し、帰りも「Honky Tonk Women」を演奏しながら移動というのも凄かった。前回は、メンバーが花道を歩いて通称Bステージに移動していましたが、今回は移動ステージで、しかもスタンドのファンも大喜びのアリーナFブロック手前のバックネット近くまで移動ということで、スタンドで観ていた私も、想定外の至近で生ストーンズを観れることとなり、大満足でした。しかも、そこで演奏した曲が、大好きな新作『ア・ビガー・バン』収録の「Rough Justice」と1994年の『ブードゥー・ラウンジ』収録の「You Got Me Rocking」だったので、それも最高でした。

また、前回の2003年3月21日(金)の大阪ドーム公演では演奏しなかった為聴けなかった「You Can't Always Get What You Want」も今回漸く聴けましたし、大合唱も出来たので、演奏曲目の内容にも大満足でした。ということで、結果的には、高額なチケット代ではありましたが、十分満足させてもらいました。というか、満足させたストーンズって凄いなぁ。

80's DANCE POP SUMMIT

2006-03-26 | Live Report

3月12日(日)、80's DANCE POP SUMMITなるイベントに行ってきました。その出演アーティストは、リック・アストリー、ベリンダ・カーライル、シニータ、マイケル・フォーチュナティの4組だったのですが、お目当ては、17年ぶりの来日のリック・アストリーと、ベリンダ・カーライルでした。

正直、マイケル・フォーチュナティは「Give Me Up」しか知りませんでしたし、シニータも「Toy Boy」しか知りませんでしたが、そのお二方のPerformanceも意外と楽しめました。ベリンダ・カーライルは、全盛期の80年代後半は好きで、一度、ソロ・ライブを観てみたかったので、好きな大ヒット曲のオンパレードで初めて観れて最高でした。また、リック・アストリーについては、実は何気に隠れリック・ファンで、オリジナル・アルバムは全部持ってるくらいなので、こちらも本当に聴きたい曲は全てPerformしてくれて、心底楽しめました。何せ自身が中高生時代に慣れ親しんだヒット曲のオンパレードで、しかも全てのアーティストが初ライブ体験でしたので、懐メロ・ショーとはいえ、心底満足できました。

因みに、80's DANCE POP SUMMIT official blogによると、東京公演セットリストは下記とのことでした:


Michael Fortunati

1.Give Me Up
2.Alleluia    
3.Baby Break It Up!
4.Let Me Down    
5.Into The Night
6.Give Me Up REMIX TRANCE 2006


Sinitta

7.Love And Affection    
8.Cruising    
9.Get Right Back
10.Stop In The Name Of Love    
11.So Macho
12.Cross My Broken Heart    
13Shame Shame Shame    
14.Toy Boy


Belinda Carlisle

15.Live Your Life Be Free    
16.I Get Weak    
17.Circle In The Sand
18.(We Want)The Same Thing    
19.Leave A Light On   
20.Our Lips Are Sealed     
21.Heaven Is A Place On Earth


Rick Astley

22.Take Me To Your Heart     
23.She Wants To Dance With Me
24.Strong Strong Man    
25.Hold Me In Your Arms
26.Whenever You Need Somebody    
27Ain’t Too Proud To Beg
28.Vincent    
29.Cry For Help    
30.When I Fall In Love
31.Together Forever     
32.Never Gonna Give You Up          

33.Hopelessly(Encore)

やっぱし、黄金のヒットパレードですね。ほんと、楽しい懐メロ・イベントでした。今度は、ベリンダとリックには、単独公演で来てもらいたいです。


ヘイミッシュ・スチュアート・バンド 来日公演

2006-03-26 | Live Report
90年と93年のPaul McCartney bandのメンバーとして大活躍した、アヴェレイジ・ホワイト・バンド(AWB)の元メンバーでもある、あのヘイミッシュ・スチュアートが、自身のバンドでCOTTON CLUBに出演することを知り、元々、イギリスでは小さなクラブとかで演奏しているのは知っていましたが、ついに日本でも単独公演が見れるということで、3月8日の第二部公演を観に行ってきました。

ヘイミッシュ・スチュアート・バンドのアルバム『Sooner Or Later』の収録曲だけでなく、レイ・チャールズの曲のカヴァーやAWB時代の曲などを、ソウルフルにファルセットも交えながら楽しげに演奏を繰り広げてくれて、とても素晴らしかったです。所謂、Urban Soul meets AORな音で、まさにファンキー&ソウルフルなステージでした。特に、アンコール最後のAWBの74年の全米1位曲「Pick Up The Pieces」は、キャンディ・ダルファーのリバイバル・カヴァーも有名ということもあり、誰もが聴いた事がある曲ということで、一番盛り上がりました。

因みに、ビートルズな小ネタとして、メンバー紹介の後「What's my name?」と自身の名前を言わせるシーンが、まさにリンゴ・スターがいつもステージでやっていることだったので、思わず「リンゴ!」と言いかけました。(爆)あれは、絶対、真似だと思います。(それとも、リンゴ!ってジョークで返して貰いたかったのかな?) あと、ベースのSteve Pearceと一本のマイクを向かい合って分け合うシーンを観た時は、思わず、Paul McCartneyのバンドにいた時にPaulとそうするシーンがあったなぁ、と思い出させてくれました。(もっとも、そのシーン自体が、元々ビートルズを思い浮かばせるものなんですけどね。)

それにしても、温和な笑顔を浮かべながら楽しげにステージを繰り広げているヘイミッシュは、Paul McCartney bandの一員として観てからもう13年にもなりますが、全然変わってませんでした。

今回は1列目だったこともあり、握手も出来ましたので、ほんと堪能させてもらいました。また、ヘイミッシュ・スチュアート・バンドの日本盤『リアル・ライヴ』CDジャケにサインも戴けたのですが、後で、ヘイミッシュ自身だけでなく全バンド・メンバーも内ジャケにサインしてくれていたことを知り、感慨無量でした。

因みに、今回のヘイミッシュ・スチュアート・バンドのメンバーですが、CDの時とメンバーが一部変わっており、下記編成となっておりました:

Hamish Stuart(g, vo) - Ex-member of Average White Band
Mike Gorman(key)
Jim Mullen(g)
Steve Pearce(b)
Bosco De Oliveira(per)
Ian Thomas(ds)

ラウル・ミドン 東京公演 @国際フォーラムC

2006-03-26 | Live Report
2月4日(土)、東京国際フォーラム・ホールCにて行われたラウル・ミドンの初来日公演の最終公演を観に行ってきました。その感想を一言で表現すると「Primitive Cool!」になります。

まず、前座のKat(キャット)さんが、とてもキュートながらラウル同様にアコギの弾き語りで3曲熱唱されたのですが、予想以上に良かったです。まだデビューシングルやアルバムは出てないようなのですが、出たら買うかも。今後の展開は要注目です。なんというか、宝石の原石のような、これから大いに飛躍しそうに感じさせる、まさにPrimitive Coolな新人さんでした。

そして、メイン・アクトのラウル・ミドンですが、演奏もさることながら、魂の底から響くような力強い声に圧倒されましたし、魅了されました。あの力強い声は、やっぱしCDではなくライブでないと実感できないですね。それと、人柄の良さが滲み出ていて、それも良かったです。なんというか、とても暖かいライブでした。

因みに、東芝EMIの来日レポートによると、その日のSet listは下記とのことでした。(*カタカナ表記はアルバム『ステイト・オブ・マインド』収録曲です。):

♪エヴリバディ
♪サンシャイン
♪イフ・ユーアー・ゴナ・リーヴ
♪オール・イン・ユア・マインド
♪ミステリー・ガール
♪サドゥンリー

♪Yard bird Suite(ギター)
♪NEW SONG - Show I Care(タイトル未定)

♪ウェイティッド・オール・マイ・ライフ
♪デヴィル・メイ・ケア
♪シッティング・イン・ザ・ミドル
♪ネヴァー・ゲット・イナッフ
♪NEW SONG - Peace on Earth
♪エクスプレッションズ・オブ・ラヴ
♪ステイト・オブ・マインド

♪ENCORE:
Sweet Imagination
If You Really Want

ということで、ラウルのパフォーマンスも、とてもPrimitive Coolでした。まだ、ラウルのテビュー作を聴いてない方は、今からでも遅くないので、是非ともチェックしてみてください。因みに、既に当ブログでもとりあげておりますので、興味のある方は、こちらよりチェック下さい。

アラン・パーソンズ・ライヴ・プロジェクト ウィズ・スペシャル・ゲスト・デニー・レイン

2006-03-26 | Live Report
今年早々に行った注目の公演は、ALAN PARSONS LIVE PROJECT with special guest DENNY LAINE, formerly of WINGSという名義で行なわれた来日公演でした。なぜなら、スペシャル・ゲストとして元WingsのDenny Laineが参加していたからです!私はDennyも結構好きだったので、是非とも行って「Go Now」とか生で聴きたいって思いましたし、日本で見れる最後のチャンスとなるかもしれないので、何とか1月16日の最終日の第二部最終公演を観にCOTTON CLUBに行きました。

実は、当初、初日の第一部公演はDenny Laineは欠席だったそうで、その噂から結局来てない説が流れて、一度は諦めていたのですが、その後、無事に初日第二部から参加となったと聞き、しかもセットリストを見て、実質上、Denny Laineが前半、Alan Personsが後半という内容であったことと、そのDenny Laineのセットリストが自分の好きなWingsでのDennyの楽曲目白押しであったことから居ても立っても居られなくなり、なんとかギリギリ観れました。

結果として、席が楽屋からの入場通路沿いだったことから、DennyやAlanとバンド・メンバーとは何度も握手できましたし、DennyにWingsの『London Town』CDジャケにサインも戴け、感無量でした。

因みに、Set listは下記でした:

デニー・レイン

やすらぎの時
ノー・ワーズ
子供に光を
ゴー・ナウ
アゲイン・アンド・アゲイン・アンド・アゲイン
夢の旅人
バンド・オン・ザ・ラン
007/死ぬのは奴らだ

アラン・パーソンズLIVEプロジェクト

I Robot
Don't Answer Me
Psychobabble
I Wouldn't Want To Be Like You
Prime Time
Sirius ~ Eye In The Sky

[アンコール] アラン・パーソンズLIVEプロジェクト&デニー・レイン
Games People Play

それにしても、ここ日本で、あんな至近で「Go Now」や「NO WORDS」や「TIME TO HIDE」を聴けるとは夢にも思いませんでしたし、「MULL OF KINTYRE」では泣きそうでした。ポール・マッカートニーももっとWingsの曲、ライブでやって欲しいなぁ。