従来のアスファルト防水熱工法は、防水工事用アスファルトを用いてアスファルトルーフィング類を3~4枚積層して防水層を形成する工法です。この工法は長年、多くの実績を持ち、最も水密性の信頼度が高いと言われていますが、次のような問題点も見られます。
(1) 防水工事用アスファルトを施工現場で溶融するため、溶融アスファルトから発生する煙、臭い等により、施工現場の周辺環境へ影響を及ぼすことが心配されます。
(2) アスファルトルーフィング類を3~4枚積層して防水層を形成するため、使用する材料の量および作業工程数が多くなります。そのことにより上記の影響が施工現場の周辺環境へ与える時間が長く、防水層自体の重量も大きなものとなり建物に負担をかけます。
■ JSRグループ「株式会社イーテック」社製「ハルeコート複合防水」
『ハルeコート複合防水』は、高濃度のゴムアスファルトエマルションを専用硬化剤により反応硬化させた塗膜防水材であり、そこに改質アスファルト系シートを組み合わせ、信頼性の高い積層タイプの複合防水を形成します。より環境に配慮した防水材料として水系で火を使わず、煙も出ず、CO2の発生が低減でき、有害な有機溶剤も使用していないため、作業中の火災・中毒の心配がありません。
2000年の発売以来、建築分野の屋上・室内防水、土木分野の地下構築物など、多くの実績と信頼をいただいています。権威ある財団法人日本建築センターの技術審査証明を取得し、性能と環境対応が評価された『ハルeコート複合防水』をぜひご採用ください。
■ 権威ある財団法人日本建築センターの技術審査証明を取得
1.水系ポリマーにより改質した改質アスファルトエマルションと改質アスファルトルーフィングシートの組み合わせにより、下記の特徴を有する防水層が開発されたものと判断されました。
(1)在来工法であるアスファルト防水と同等の防水性能を有する。
国土交通省共通仕様 屋内防水密着工法E-2 = ハルeコート複合防水E-30
国土交通省共通仕様 屋根保護防水密着工法A-2 = ハルeコート複合防水E-30C
国土交通省共通仕様 屋根保護防水断熱工法AI-2 = ハルeコート複合防水E-30D
(2)防水層の重量を軽減させる。
(3)作業工程数の削減及び施工の簡易化により作業効率を向上させる。
2.施工時に火気や揮発性溶剤を使用しないことにより、作業環境の改善が図られたものと判断されました。
(1)施工時における炭酸ガス・蒸発溶剤の発生量を削減する。
(2)作業者への作業環境の改善及び近隣環境保全を可能とする。
■ その他のハルコート官公庁仕様
公共建築工事標準仕様(Y-1仕様)ハルエースコートT-61 地下防水
公共建築工事標準仕様(Y-2仕様)ハルエースコートT-40 屋根室内
都市機構適合仕様 AEコート AE-90ドライピットエリア
大阪市交通局ゴムアスファルト系塗膜防水A(室内) ハルGPコート
大阪市交通局ゴムアスファルト系塗膜防水B(汚水層)ハルGPコート+AEコート
■ イーテック工業会の理念
私共ひかり化成はイーテック工業会会員業者として「環境・安全をキーワードとし、更に性能・信頼性を重視した防水工法で知恵と工夫をこらし心を込めて、社会に貢献する」を理念に日夜、ハルコートの普及と技術の発展を図り地元大阪の建設業界に寄与しています。
工事又は材料のご用命は
電話072-230-2505
FAX072-230-2510
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