ブログ katsukazan/活火山★時々の四方山話

北朝鮮の水爆実験。オバマ氏は一石五鳥」を手にすることができるか?

朝鮮が一線を越えました。


理由や思惑は色々と専門家が能書きを垂れています。
ここでこれからの展開を想像してしてみましょう。

1.国際社会や国連で非難決議
2.決議に基づき経済制裁
3.支那を動かして圧力をかける
4.米国が対話に臨む
5.武力行動

が挙げられます。 1. と2.は誰でも思いつきますが、こと北朝鮮にはなんの効力も無いことは過去の経緯からして明白です。
まして、経済の仕組みがグローバルでないアナログ国家に、現代流の経済制裁効果は殆ど無いことは明白です。
国連を通じて、支那を矢面に立たせて、圧力をかけるのも、もはや単なる駄々っ子か町内の厄介者になった北朝鮮へ効果的な手をどれほど打てるでしょう。 現在機能していない5カ国会議にしても、肝心の旗振り役は支那のはずですが、過去10年間、結局は北朝鮮のシナリオに踊らされてきたというのが実態です。

日本が取れる経済的な制裁は正直、まったく効果が無いのは言うまでもないですね。

残るカードは4. と 5. です。



4. は、オバマ大統領が最も安直に選択する方法ですが、北朝鮮におちょくられて、逆にアメリカを交渉の場に引きずりだした功績、実績を内外にプロパガンダして、外交的勝利を手にするのは北朝鮮になることは明白です。

最後に残る選択肢は武力攻撃です。

かってリビアのカダフィー大佐が演じた核開発の瀬戸際外交を国際外交の場で演じた時、米海軍や空軍は直ちに空爆を実行し、カダフィー・リビアの核放棄を実現させた実績があります。

この武力攻撃をする可能性としては支那、米国、南朝鮮によるものが想定されますが、南朝鮮はおそらく蚊帳の外に置かれて、せいぜい非常事態宣言か戒厳令をしいて、南北国境あたりでの小規模な武力衝突が席の山でしょう。 なぜなら、通常兵器による抑止力は表向き南朝鮮が優位を有したとしても、北朝鮮は南朝鮮の牽制レベルを脱しない武力攻撃を事態悪化の口実にすることすら想定されます。そしてアメリカがそれを制御するでしょう。

なぜなら、南朝鮮が行動を起こせば、海兵隊を含む陸上部隊を添加させる必要がでてきます。 オバマアメリカがイラクやアフガンでの戦術経験を学習していれば、陸上部隊の展開は、オバマアメリカの最も好真名井戦術であることいはまちがいありません。

支那が核施設の破壊をする可能性は排除できません。
中東で、サウジアラビアとイランが対立をし始めて、世界の目が南シナ海から中東へ、移ったと見るや、直ちに造成した基地に航空機の離発着試験と軍事化を再開させた事と考慮すれば、ここで支那がリスクを取り、核施設の破壊をすることを、傍観すれば、アメリカのこれから更に本格的行おうとする南シナ海での「F..N.O.P」の展開に支障をきたすことも予測されます。

こうした時、アメリカが、支那に対して南シナ界での優位性を担保するには、自らの手で、核施設の破壊を実行する可能性を排除出来ないと予測します。

アメリカが北朝鮮を叩クのはミサイルと航空機での航行う兵力を中心とした作戦展開で短期間で終了するでしょうし、何よりも、支那へのは無言の牽制力になり、国際膣秩序の主導権を回復する格好のチャンスになるのがその理由です。

アメリカにとって、不透明な中東への介入のリスクと、極東地域での北朝鮮へ介入するリスクを比較すれば
どちらが方がコストが安く、被害はドロー、対支那戦略では、「一石二鳥」どころか、「三鳥」か「四鳥」に、次期大統領選では民主党への圧倒的な勝利を期待できることを含めれば「一石四鳥」になる戦略を選択するのは、現代地政学の本家アメリカとして、極めて順当な選択肢と思うのです。

その上で、オバマ氏がこの戦略を選択しなかった時、オバマ氏は1945年以降つまりWW2後最悪の無能な大統領として歴史になお残すことになるでしょう。 しかし、以上のオペレーションは「一石五鳥」を可能にし、正に「孫子の兵法」の上を行く事になります。


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