昨年末27日胃の手術をしました。
日本にいる時から、ジムの風呂や銭湯で、胃の開腹手術をした手術の痕跡が鮮やかな御仁、先輩を数多く見てきましたが、よもや自分が、それも、微細な状態を、台湾語で表現もできないで、手術ということで、正直アセりました。
帰国しての手術も視野に検討したのですが、帰国後の4日の隔離や、隔離終了後からの新規受診となる時のリクスを考慮し、台湾で手術を決意しました。
10年近い台湾生活で、知人の見舞いなど、複数回、各人が入院されている総合病院へ見舞いで訪れた経験がありますが、ほぼ共通して、日本と異なる習慣があることを知っており、それが自分が受ける手術より、恐怖を感じてました。
それは、各人が一様に、日本なら普通である入院病人食を、その制度があるのに、それを食べないという点です。
付添の家族や、ヘルパーさんが、朝食のおかゆは、病院界隈で複数ある、朝粥の店から持ち帰りで買ってきます。
ちなみに台湾語で持ち帰りは、「外帯・がイタイ」です。
そして、昼時になれば、同様に病院外の、飲食店から、外帯で、当然ながら夕食も同様です。
理由は、「病院食はまずいから」が理由です。
そんな訳で、ちょっとした病院の周囲には、屋台系も含めて、数十軒の飲食店が軒を並べるのが台湾の光景です。
台湾のローカルフード、伝統的な料理、調理がほとんど口に合わない自分には
これが、まず第一の試練というか恐怖になります。
それでも、術後1週間かそこらで退院できる、胃癌のステージ2の手術でしたので、この間ばかりは死ぬ気の覚悟で、病院食を選択しました。
そうしたら、食べれないほどの不味さではなかったです。
つまりは、台湾の入院患者は、見栄っ張りで、この時ばかりは、美食を堪能するのが台湾流と悟りました。
ですから、例えば、食事制限のない整形外科系等の入院なら、入院患者はかなり体重をを増やして目出度く退院になるはずです。
かくして、入院にあたり、スマホ、タブレット、ChromBook持参したのですが、病棟内はWIFI利用不可で、結局はスマホだけが可能です。 術後4,5日目から、スマホでメール打ちをしたのですが、指入力が途中で嫌になり、結果、術後33日で、ようやく気合が入っての投稿となりました。
それも、一昨日、初めて、自分で「ワカメの味噌汁」で、夕食を普通の米食で食べたことで、昨日あたりから、体調のスイッチが入り、22年最初の投稿が可能になったような次第です。
昔、戦国時代の雑兵は、各人が乾いた味噌を持参して戦場に行ったという話を聞いたことがあります。 それと同様の話は、帝国陸軍でも中国戦線、南方・太平洋戦線でもあったと聞きます。
やはり日本人のDNAには、醸造された味噌は必須であると改めて認識しました。