神は等しき人間のふるさとである。それは、単に
心のふるさとというばかりではない。我々の
本心本体を照らすふるさとなのである。
人間というものは、光一元であり、肉体は光を
受け、つなぎ、ふりまく器であるのである。
そして、この光は、宇宙神のみふところ深くから
放射される愛にほかならない。
神は愛なりという言葉はこの真理をあらわした
言葉であって、千古を照らす宇宙の万法なのである。
だから、神をおもい、神に回帰することは、永遠の
生命につながることであるといってもよい。
永遠の生命は、神のみふところに流れ込む人間の
本来の相(すがた)であり、私どもは、神をふるさと
として、この地上に光をむすぶ役割を、一人一人
与えられているのである。
元 旦
五井 昌久