短歌の導入でした。
「五・七・五・七・七の定形で…」
と説明していると、Kが茶化してきて
「〇〇くん、△△さんに、ひとめぼれ」
なんて言うものですから、
「K、そこで終わったら俳句だよ。てか、季語がないから厳密には川柳か。」
「は?なに、川柳って。」
「いや、それはどっちでもいい方だから、そこじゃなくて、
五・七・五は俳句って言って、短いんだよ。
短歌は短くっても歌だから、もう少し長めで、『七・七』もいるの。」
「は?どういうこと。」
「だから~、Kの今のヤツは短過ぎるの。あと『七・七』つけ加えて。
そうね、例えば、『だけど結局、ふられたよ』(←あ、短い
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「先生、なんで振られたことまで知っとんの!!!」
「情報速ッ!」
「先生はなんでも知ってるの。」
その前の時間にも
何人かの恋愛事情を奴らがばらしてきたときに、
何気に「ああ、知っとるよ。○○ちゃんやろ?」
ということがあったばかりだったので、かなり驚愕の様子。
ま、たまたま知っただけなんですが、
「先生はなんでも知っている」
と思わせておくのは、悪いことじゃありません。
これは、親もそうだと思いますが、
こっそり悪いことをしても、
なんだか先生の耳に入ってしまうのかも、
っていうのは、ちょっとした自制心に繋がりますからね。
生徒が「先生に悪い子って思われたくない」とか、
「先生に叱られたくない」って思っていてくれることが前提にありますが。
それにしても、
女の子と付き合って二ヶ月記念とか、
今付き合ってる子は実は本命じゃないんだ、
とか、いう話をきくと、いつまでも幼稚くさいと思っていた彼らも、もうそんなお年頃か~
と、ちょっと驚きます。
女の子を幸せにできる、いい男になるために、
勉強もがんばろうね。