『またまたすみません、5時から学校で文化祭の用事があるので、
また変更してもらっていいですか、
いつやるかはいつも急なので・・・(一部改)』
その生徒は夕方の5時30分~授業があったのですが、
連絡をくれたのは当日の午後4時半くらい。
急なケガとか病気なら仕方ないと思いますが、
文化祭準備のために塾を休むのはどうなの?
急に決まったんなら、先に決まっている用事を優先させるべきでは?
というか、その日程を決めるときに『この日は塾がある』ってちゃんと言ったのか?
他にも塾があるっていう生徒はいるはずだけれど、みんな休んでるのか?
私は納得いかない気持ちになりました。
個別指導だからと言っても、
こちらは準備や段取りもあるのです。
安易に休んでもらっては困ります。
だから、こう返信しました。
『先生たちも予定をたてて動いています。
今日、君を指導する予定の先生は、
もうバスに乗って、こちらへ向かっています。
この時点でバイト代はもう発生しているのですから、
そんな理由での振替はできません。
お金を払って通っている塾と、文化祭の準備の
どちらを優先すべきか、考えて下さい。』
送信した後、
ちょっと厳しかったかな、とも思いました。
多分、同級生たちには行くって言っちゃってるのだろうし、
人間関係的にマズイことになったら、それも大変かな、
たんに「忘れてた」とか「寝てた」とか言った理由で休む子もいるし、
時間を過ぎてから欠席連絡を入れてくる子もいるなかで、
一応連絡してきたのだから、今回は許してあげても良かったかも。
過去に、文化祭を理由に塾を休んだ子を注意したら、
拗ねられた挙句、親にキレられたこともあったので、
ちょっと弱気になっていたかもしれません。
私自身もイベント大好き人間ですから、
一生懸命文化祭やるのは賛成なんですけど、
勉強と両立させてこそだと思うし、
注意したことは間違ってないって思っているのですがね。
もやもやした気持ちでいると、
男子生徒から返信のメールが。
『すみません、
今日やっと全員の都合がついたのです。
でも、俺が行かないと○○ができません。
俺のせいでクラスのみんなに迷惑をかけてしまいます。
なかなかみんな予定が合わなくて、たった一人のせいで準備ができないなんて、
なんと言えばいいか・・・
塾は振替えてもらえばいいと安易に思っていたのが駄目でした。
今日は塾行きます。』
葛藤する気持ちが表れていて、
可哀想だな、と思いましたが、
せっかく「今日は塾行きます」と決心してくれたのですから、
今日いつもよりももっと全力で彼に対応しようと思いました。
彼が、私の言いたいことを受け止めて、
理解してくれたこと、
ふてくされたりしないで、
きちんと塾に来てくれたこと、
本当に嬉しかった。
クラスのみんなには迷惑をかけてしまったけれど、
塾が終わってから全力で自転車こいで学校に戻って謝ったらしいです。
今回のことで、Y君が人間的にとても成長していて、
他人の立場や気持ちを慮って行動できるようになっていたことがわかって、
それも嬉しかったし、
生徒にもきちんと話せばこういうことを理解してくれる子も居るのだから、
やはり根気づよく私の想いは語っていこう、という勇気になりました。
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