中3の理科は物理から。
修学旅行の関係なのか、学校の時間割が変則になっているようで、
一日に3時間理科の授業があったクラスもあるとか。
塾もペースをあげていかなきゃ…!と少し焦り気味で授業を始めたのですがね・・・。
これが思ったよりも皆の食いつきがよくて。
物理法則って、日常の感覚とちょっとずれてることあるじゃないですか。
例えば慣性の法則。
「等速直線運動、つまり同じ速さで動いている物体はね・・・何にも力がはたらかなかったら・・・動き続けます!!」
「え?なんで?止まるやん!」
「力がはたらかんかったら止まらへんのよ。止まるのは誰か(何か)が止める力を加えるから。」
「サッカーボールを蹴って転がって、やがて止まるのは、芝生との間に摩擦力がはたらくからなんよ。」
「摩擦???芝生に???」
「逆にね、動いている物体は永遠に動き続ける。たとえばひま先生がバスに乗っててさ。
みんなは道路からひま先生を見てるとするじゃん。」
「ひま先生は何もしてないけど、君たちから見たらひま先生は時速40km/時で動いている。」
「え、あれって動いてるっていうんだ。」
「そう、動いているの。バスが急ブレーキを踏む!でもひま先生は時速40km/時で動き続けたい!」
「動き続けたいの?そう、ひま先生にはブレーキついてないから。」
「バスはとまる!ひま先生どうなる!?」
「え?え?倒れる?」
「そう倒れる!どっちに?」
「あっち!!」
「正解!!・・・それが慣性さ。」
身近な現象に名前がついてるってやっぱり面白いのかな。
その他自由落下運動や、作用反作用の法則についても説明したけれど、
「こういう時はどうなるの?」「あれってそういうことだったの?」
と、まあ、素直ないい反応をしてくれるので、こちらも調子にのっていい授業ができた気がします。
(本当にわかってくれたかどうかは、土曜日の演習で確認するよ!)
テストでいい点をとるのも大事なんだけど、理科の授業の醍醐味は
『興味関心を持ってもらえる授業ができるか』だと思うのですよね。
これからも精進して理科好き中学生たちを増やしていくぞ!
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