私が安保徹先生に言われた言葉で一番印象に残っている言葉があります。
新潟で講演会をお願いしていたのですが、
遠慮をしてしまいました。
いつもいつも本当にお忙しい先生でしたから、
遠慮してお電話をしませんでした。
メールはしていたのですが、
先生が、その日を一日間違えられてしまって。
研究室にお迎えに行ったのですが、先生はサウナに温浴に行かれてしまっていました。
この日の事は、私の中では大きなトラウマになってしまいました。
たくさんの人にご迷惑をおかけしました。
その時、安保先生から
「忙しいと遠慮しないで、忙しいからこそ電話を必ずしてね」と言われて。
以来、遠慮をするのをやめることにしました。
この講演会での失敗が、
安保先生との深い付き合いの始まりになりました。
そして初めて企画して作らせてていただいたのが「三大免疫力」という書籍でした。
安保先生から
「こんなに書けるとは思ってもなかったよ」と言われて、
修正するページが2ページだけだったことも、私には大きな喜びでした。
それから10年間、1冊の本の制作には取材は、1回のみを順守し、
あちこちの講演会を聞きに出かけていました。
なぜ、今こんなことを思い出すのかは、わかりませんが、
自律神経免疫理論、もっともっと世の中に広がって、
病気の人が健康になるためのベースになって欲しいと思います。