児童書(Y・A)「夏に泳ぐ緑のクジラ」
著:村上 しいこ
小学館
2019年07月24日初版
1,540円
何で、これリクエストしたんだっけ?
この題は一体何だ?
と、本日の酷暑は、クーラーの茶の間で読書!と決め
これを読み始めたら、止められない止まらない(笑
って、主人公のお京(けい)ちゃんは中学3年生なんですが
大人の事情があまりに酷い・・・
読み進めていくと、お京ちゃんだけではないのです
両親の事情で、母親の実家に預けられる?
「捨てられる」という表現をしているくらい
そこで、「つちんこ」という本人は「妖精」というけど
孤独な子どもの前に現れる妖怪?が現れ
心は読まれるは、心に刺さることをズバズバ言われるは・・・
抜粋してみますか
孤独は好きとかキライじゃなく、存在のあり方だから。
おまえたち人間は、特に必要だとか偶然だとかいう言葉が好きだから、厄介だ。むやみやたらに傷つくんじゃない。おいらもおまえも、海のわかめも牡蠣も、そこにあるという以外には、何もないんだよ。
とか
ザンコク?そうさ、ザンコクだよ。決まってるだろ。生きるって、ザンコクさ。だけどザンコクじゃないって思わされて生きている方が、もっとザンコク。
とか
大人になりそこなったヤツが子どもを不幸にする。ほら、お前の父親と母親みたいに。二人とも、大人になるのを失敗した。つぶれた目玉焼きみたいに
つちんこ以外の人の言葉でも
ほ~っと、感心する言い回しが多いです
って、この方、「れいぞうこのなつやすみ」とかの「~の○○やすみ」シリーズとか
「図書室の日曜日」とかの「学校の部屋の日曜日」のシリーズとか
楽しい絵本を書く方ですよね!?びっくり
残念ながら「鯨🐋」は出てきません(笑
こちらは、絵本を読み始めた男の子
「シロナガスクジラ」
作:ジェニ・デズモンド
訳:福本 由紀子
BL出版
2016年07月25日初版
1,760円
あれ?この絵本を読んでる(笑
鯨の生態とか特徴とか、図鑑の内容が
わかりやすく、語りかけてくる感じです
オレンジ色のオキアミを食べるから
うんちもオレンジ色なんだって
へぇ~、へぇ~
こちらは、ジョーが住んでいる町に
嵐で乗り上げちゃって
町を壊しちゃったクジラとのおはなし
「くじらのうた」
作・絵:デイヴィッド・ルーカス
訳:なかがわ ちひろ
偕成社
2007年03月初版
1,430円
どうやって、クジラを海に返すの?
町はどうやって元に戻すの?
ジョーのおばあちゃんが、どうしてかさを持っていくのか
わかったぁ~(笑