昭和のまっただ中に生まれ育ったので今みたいに手の込んだ美味しいもの三昧というわけではなく 素材の味をしっかり味わう食生活 だったと思う。
特に夏は味の濃いトマト、スイカ、とうもろこし、冬は激甘のあんころ餅、春のよもぎ餅の野生的な香り、秋は栗ご飯の滋味あふれる素朴な甘さ、今でもあの頃の味を覚えている。植物ベースの味が好きなのは子供の頃に形成された 味覚のおかげだと思う。
生まれつき食いしん坊なので成人後それなりに美味しいものを食べてきたという自負はあるが 今はもう3食ご飯でなんとなく満足できてしまう自分が生まれつつありこれも年を取るということなのかもしれない。しかし同時に子供の頃のように質素なご飯主体の食生活を続けることであの頃の無敵な健康状態が少しは取り戻せるのではないかと内心期待している。