滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2023.05.13 比良山/釈迦岳から武奈ヶ岳@とりあえず7時にイン谷口で(前編)

2023-05-13 20:50:47 | 比良の山と滝

2023.05.13[大津ワンゲル道登山口07:13〜08:00雄松山荘道出合08:53釈迦岳09:0909:25カラ岳09:37次郎坊山09:41比良明神09:51八雲ヶ原10:0510:18イブルキノコバ10:2010:45コヤマノ分岐10:4610:56武奈ヶ岳11:2511:34コヤマノ分岐11:38パノラマコース分岐11:4411:51RP八雲311:5212:04八雲ヶ原12:1712:27北比良峠12:2812:34前山13:01金糞峠13:1913:33青ガレ13:3814:06大山口14:14暮雪山多目的保安林駐車場14:2014:26イン谷口14:29大津ワンゲル道登山口](距離14.06km 累積標高1305m) with Sさん

 

今年はシャクナゲの当たり年らしいので、5月6日に比良の堂満岳にでもそれを見に登ろうと思っていたのだったが、5月3日の山行でチャドクガに触れて酷く被れ、山登りどころではなくなってしまった。
最強ステロイド軟膏と痒み止め薬内服で1週間ほどでだいぶ良くなった。1週遅れの13日にリベンジと思ったが天気予報は芳しくない。でも多少雨に降られてもこの日を逃すともうシャクナゲを拝める日はなさそうだ。
Sさんを誘って「とりあえず7時にイン谷に集合」ということに。果たしてシャクナゲは咲き残ってくれているだろうか?
シャクナゲが遅かったとしてもシロヤシオは咲いているだろうか。それに、もしかしたらドウダン系のツツジ科の花が咲いているかもしれない。

7時10分スタート。堂満岳もいいが大津ワンゲル道にもシャクナゲがあったなぁと、ワンゲル道へ。
湖西道路から見た比良は雲の中だったので、これは早い時間から天気が崩れるのではないかと思っていたが、登るにつれ徐々に雲が薄くなり明るくなってきた。
ワンゲル道下部ではシャクナゲは完全に花を落としている。イワカガミも終わっている。
雄松山荘道と合流する辺りからようやくところどころ残っている花もあったが、変色し萎れて今にも落ちそうだ。

最近多くの人が間違ってイチョウガレと呼んでいる岩場の急坂を越えると、シロヤシオが現れる。イワカガミも咲き残っている。
シロヤシオはたわわに花をつけた木も多く、なかなか見応えがある。

釈迦岳で休憩。ツクバネソウが咲いている。カエデやブナの新緑も美しい。北側の展望所からははっきりとではないが蛇谷ヶ峰が望める。雨はしばらく降るとは思えない。

カラ岳へ向かう尾根上には予想以上にシロヤシオが多く、やや茶色く変色しかかっているものもあるが、いずれの木も満開状態。
カラ岳手前のシャクナゲ群生地でも咲き終わり。尾根から外れて咲いている木を探すと、変色しているが咲いている木がいくつかある。
カラ岳山頂のマムシグサ群生も元気。
武奈ヶ岳にかかっていたガスも切れて山頂がクッキリ見えている。
北比良ロッジ跡までの登山道崩壊地は一段と通りにくくなっている。

八雲ヶ原へ下る。スミレが多い。
旧ゲレンデから見る武奈ヶ岳には1人の人影飲み。八雲ヶ原には誰もいない。
湿原にはまだ何の花も咲いていない。木道は傷みがさらに進んでいる。

イブルキノコバ経由で武奈ヶ岳へ。このコースを登るのは久しぶり。パノラマコースより変化があって楽しい。
山頂には数人のみ。天気予報が芳しくなかったので今日の登山は敬遠した人が多いのだろうか。予報に反して時折青空も覗き、風も穏やか。
山腹の新緑が美しく、常緑のスギとのコントラストが素晴らしい。
上空にはトビが旋回。登山者の弁当を狙っているのか?
以前カヌーリバーツーリングで四万十川を訪れた際、河原でキャンプ中に焼肉用の肉をごっそり持って行かれたのを思い出す。その日は村のお好み焼き屋での夕食となった。

コヤマノ岳の新緑ブナを愛でながら再び八雲ヶ原へ。
北比良峠からはもしかしてシャクナゲが咲き残っていないかという諦めきれない僅かな期待で金糞峠までの尾根道をゆく。
やはり見頃はとっくに過ぎ、落ちかけの花ばかり。わずかに数本だけまだ見栄えする木があったのみ。でもこれで満足。
ここにもシロヤシオがわんさか。この白さが優しく可憐だ。

金糞峠からはまだ馴染んでいない靴なのでゆっくり慎重に下り、いつも通り金糞滝さんと隠れ滝さんにご挨拶をする。どちらの滝も新緑を纏い多めの水量で気持ち良い。
駐車場横の水場で汚れを落とし歩き始めると俄かに空が暗くなり、やや強めの雨が降り出す。
今更雨具装着も邪魔くさく、そのまま大津ワンゲル道登山口の駐めてある車まで小走りで戻る。

シャクナゲやイワカガミはわずかに咲き残ってくれていたし、何よりシロヤシオの可憐な花を満喫でき、気持ちの良い山歩きができた。

 

大津ワンゲル道中腹から見た琵琶湖対岸(沖島付近)
どんより曇っています
雨が降り出すのは早いのかなぁと思いながら登る

 

目にも鮮やかなヤマツツジ

 

ベニドウダンツツジも咲き始めました

 

ヤマツツジは一際目立つ存在です

 

シャクナゲが咲き残っていますが、かなり傷んできています

 

イワカガミもポツポツと咲き残ってくれていました

 

大津ワンゲル道はイワカガミロードなので、最盛期は圧巻です

 

みんながイチョウガレと呼び間違っている急坂を越えるとシロヤシオが出迎えてくれました

 

コバノミツバツツジも負けじと

 

シロヤシオ満開です

 

ちょっと茶色く変色してきているものの可憐なシロヤシオ

 

大きなブナに近寄って

 

ベニドウダンツツジも色鮮やか

 

ベニドウダンツツジもう一枚

 

まだまだ開き切ってはいませんが、サラサドウダンもありました

 

サラサドウダン大好きな花のひとつです
ツツジ科の花が一斉に咲いてますね

 

ブナと同行のSさん

 

釈迦岳山頂にあるどっしりしたブナ

 

釈迦岳山頂北側展望地から見た蛇谷ヶ峰
登りはじめより明るくなってきています

 

釈迦岳山頂でブナを見上げて

 

ハウチワカエデ?の新緑を見上げて

 

今回一番お気に入りの写真なのでもう一枚

 

新緑のブナ

 

ツクバネソウがわずかに咲いています

 

釈迦岳からの下りはシロヤシオのトンネル

 

シロヤシオ満開です

 

シロヤシオ見飽きませんね

 

カラ岳手前のシャクナゲ群生地にて

 

縦走路脇には咲いているものがないので、少し北側に斜面を下ると咲き残っていました

 

ほぼ最後で傷んでいる花ばかりですが、これはまだ見栄えします

 

カラ岳のマムシグサ群生地にて

 

カラ岳鉄塔前には立派なマムシグサが多いのはどうしてだろうか

 

ブナ、ちょっと潜るには小さすぎます

 

タチツボスミレはまだまだ咲いています

 

オオバキスミレも時々見かけます

 

八雲旧ゲレンデ上部より武奈ヶ岳を望む
山頂付近に一人だけ歩いてる?
八雲ヶ原には誰もいません

 

八雲ヶ原人工池の橋は途中完全に落ちているので渡れません

 

八雲湿原の木道も年々目に見えて傷んでいきます

 

なんの新芽だか分からないけれど

 

フモトスミレ
スミレの種類が多いですね

 

イブルキノコバにある小滝

 

小滝を横から

 

ボタンネコノメソウ

 

ハウチワカエデ

 

谷中にどっしり
なんの木だろうか

 

谷から離れると若いブナ林の中をゆくユリ道となります

 

ブナ林を見上げて

 

ウスギヨウラク?

 

武奈ヶ岳山頂より
左手前にコヤマノ岳と右奥には蓬莱山
その間には烏谷山や比良岳も見えています

 

後編に続く


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