紋之助の衰弱がどんどん進んでいますが、本人は必至で過ごしています。また「老いる」という事がどんな事なのか同じ生きているもの同士、紋之助が教えてくれています。父ちゃん、母ちゃん、Rayの3人は見守る事しか出来ませんが。
先日歩くこともままならない紋之助の籠をバリアフリーにしてあげました。籠をバリアフリーにするには未来の介護で慣れていたので大変ではありませんでした。
隣のむぅちゃんも心配そうです。ヨチヨチ歩く紋之助を愛しいと思うと同時にお別れが近づいているのかと思うととても切ないです。紋之助は我が家で一番目に来た文鳥さん。最初は父ちゃん母ちゃんを一人占めしていた甘えん坊でした。次第に増えていく仲間にどんな思いだったのでしょう?紋之助が居なくなってしまったら、未来と同じく一つの歴史に幕を下ろす事になってしまうのでしょうか?と毎日紋之助を見つめながらクヨクヨ考えていましたが、頑張っている紋之助を見ているうちに後ろ向きな事を考えてしまっては紋之助に申し訳なくなってきました。今は紋之助との時間を大事にして、やれる事をやってあげようと思います。
これは忙しくて何もしてあげられなかった鈴音さんへの思いもあるんです。鈴音が弱ってきた時、母ちゃんは入園前であわただしく、荒鳥という事もあり籠を小さくして止まり木を下にする事くらいしか出来なかったのです。臨終には立ち会えたものの仕事で忙しくなりお墓を作っても写真も撮ってあげられなかったのです。ですから鈴音が亡くなるまで使用していた籠でバリアフリーケージを作ってあげたかったのです。
必死で餌を食べる紋之助(隣はむぅちゃん)
Rayは毎日紋之助を
「もんちゃんフワフワで可愛い~」
と言って時々ナデナデしています。勢いよく飛ぶ文鳥たちを怖がっていたRayが「可愛い」と言う事は紋之助がもう動けないという事なんですね。まだ「死」について良く分かっていないRayですがお別れは「いやだ」と言います。父ちゃんも母ちゃんも別れは嫌です。文鳥たちとの生活を通してRayにも優しい心を持ってもらいたいですね。
最後までお読み頂き有難うございました。