戦後に再建された浦上天主堂。
被爆したマリア像、聖人像、柱など
被爆した鐘楼。
倒壊した、その場所に、そのままの状態で保存されています。
原爆資料館で知った山王神社の鳥居。
階段の下から撮る。
倒壊したもう片方の鳥居の柱。
資料館に展示されていた写真。
資料館の写真とほぼ同じ方向から。
山王神社本殿へ行ってみました。
山門には左右に被爆した巨大な楠がありました。
被爆楠。
楠から出て来た石。
治療された楠と白い○印がその石。
長崎市内を歩いていると、あちらこちらに被爆の跡が遺されています。
<追記>
原爆資料館のカフェでコーヒーを飲んでいるとき、隣のテーブルにいた3人連れの白人男子の会話に、度々「Grave of the Fireflies 」(蛍の墓)という単語でてきて、私は思わず耳をそばだててしまいました。
原題と同じタイトル『Grave of the Fireflies 』で『蛍の墓』のアニメが Netflix で、この9月から世界に配信されていたんですね。
彼らは、アニメの『蛍の墓』を見て、日本へ行くなら長崎と広島にも寄ろうと思ったようです。
<追記2>
長崎の本屋さんで買った、長崎生まれのカズオ・イシグロの『遠い山なみの光』を読了。
内容を知らずに買ったのですが、翻訳者の後書きによると、1984年に筑摩書房から『女たちの遠い夏』というタイトルで出版されたものが、1994年に早川書房から再版される時に翻訳者の小野寺健氏が内容も手直し、タイトルも原題に近い訳にしたとのこと。
この作品はカズオ・イシグロの長編初のようです。
長崎への原爆投下が、大きなモチーフになっている作品でした。
<追記3>
26聖人殉教の記念館に、遠藤周作の『沈黙』の映画のために製作された踏み絵が展示されていました。
この本は、高校生か大学生の頃に読んで、とても衝撃でした。
そもそも遠藤周作は、「孤狸庵先生」シリーズのエッセーが有名で、『沈黙』のようなリアルズムを書く人だと、当時の私はまったく思っていなかったのです。
そういう意味で、同じ頃に読んだ野坂昭如の『アメリカひじき・蛍の墓』が、それが芥川賞になり、こういう作風の作家かと思ったら、今で言うエンターテーメントな作家になりました。
遠藤周作も野坂昭如も、鬼籍の人になってしまいました。