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ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ 旅ばなし  ライン炻器 シュタインツォイクのビアマグ

             

 お気に入りのシュタインツォイクのビアマグです。

 日本では、ライン炻器と言うようです。

 炻器というのは、備前焼きや常滑焼も同じ製法らしいのですが、陶器と磁器の中間のような感じらしくて、焼き締めというようです。

 
 大昔、15年間ぐらいかな、趣味で陶芸教室へ通ったことがあるのですが、焼き締めという技法が好きで、自分でもよく作っていました。
 それが、シュタインツォイクと同じジャンルの焼きだとは、知りませんでした。
 確かに、焼き締めは、石のように重く、磁器や陶器のように掌に感じる洗練や柔らかさとは、距離があったように思います。

 それにしても、同じ焼き締めという技法を用いても、備前とシュタインツォイクの違いに目を見張り、それぞれが到達した、美に、感嘆です。

    備前焼きの小皿。倉敷で買い求め20年ぐらい使っています。

 
 シュタインツォイクは、ライン炻器というぐらいですから、ライン川流域が生産地ですが、結構、オランダのアンティーク市などで、見かけます。

 新品でも、そう高い物ではなく、このビアマグは、ベルンカステルクースで買ったのですが、€11ぐらいでした。

 なにしろ、重いので、お土産に向きません。
 私もせいぜい、一個、買って、それでも、ちょっと後悔するときがあったぐらいですから。
 ドイツやオランダのビアグラスには、このようなサイズが表記されています。面白いです。


    これは、ベルギーのヘント(Gent)のマスタード屋さんの容器です。

 ドイツのモンシャウ(Monschau)のマスタード屋さんも、シュタインツォイク。 


 フランクフルトは、りんご酒が有名ですが、りんご酒専用のピッチャー、ベンベルです。
 りんご酒にはなくてはならないベンベル。 
 これもシュタインツォイクです。 


 素朴なシュタインツォイクには、何気に心惹かれます。
 ドイツへ旅をする度に、一個ずつ、集めてきましたが、殆どは札幌の家の食器棚に鎮座しており、upできないのが残念!


 フェルメールやブリューゲルの絵にも描かれている、オランダやドイツでは、あんなに古くから庶民の器でした。


 フェルメール     ブリューゲル  

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