ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

真夜中のひとりごと

夕方、資料本を読んでいると、文字が視界から部分的に消える。
顔をあげて、周囲をみると、やはり、周囲の風景に、見えない場所がある。
以前から、この現象は時々、起きたが、最近は頻度が多い。

視野の欠損の症状が起きると、頭痛、吐き気、足のふらつき、血圧の上昇という現象が生じる。

パソコンで検索すると、目の問題、脳の問題など、原因は多岐にわたるらしい。
原因によっては、最悪、失明もあるらしい。
あと一編、書かねばならないことがあり、あと、どうしても、この目で見ておきたい場所もある。
もう、年齢が年齢だから、せめて、最長二年でいいのだけれど、視覚を確保しておきたい。

ここは、専門病院に行ってみようかと言う気になる。

取りあえず、降圧剤を、ホームドクターの処方の倍量を飲み、ベッドに横になったら、うとうとしてしまったらしい。
目が覚めて、血圧を計ったら、降圧剤が効きすぎて、血圧が低すぎ。
動けず、ベッドに横になったまま。

ああ、こういう感じで、私みたいな健康無頓着というか軽視の、おバカは死ぬんだよね。
それでも、別に、いいけど。

夫は、私が好きなように生きることに、異論もなく、むしろ手を差しのべてくれる。
たった一人の息子は、順調に希望した職種にも就き、日々生き甲斐を持って働き、挙げ句に私の欲しいものをプレゼントしてくれ、旅に出ることにも反対はせず、餞別もくれる。時々、倫をシュールに踏み外す私に、しっかりと倫を説いてもくれる。

なにを、思い残すことがあろうか。
と、私は思っている。

ウフフフ、欲を云えば、ヘッセの夢の跡、シュバルトバルトの森で、息絶えることができたら、本望。

私の人生、まぁ、私自身はろくでもなく努力しない怠け者の割りには、家族に恵まれ、厳しくも優しい友人たちと出会い、あちらの世界で、きっと待っていてくれるかもと期待する、多くを考えるきっかけを示唆してくれた素敵な人とも出会えて、トータル、ラッキー双六だったかも。





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