焼き鮭に大根おろし。
高野豆腐と山蕗の炊き合わせ。彩りに人参も入れました。
みそ汁は、わかめ、油揚げ、大根の葉、長ネギ。
久しぶりの高野豆腐、美味しかったです。
ちょっと残ったご飯でおにぎりを
造っておきます。
ふりかけにした鰹だしを引いた後のかつおと、五島の塩です。
夫は小食で、一回の食事量が少ないせいか、3度の食事の他に間食を摂ります。
なので、おかずとか、ご飯とか、少し残しておくようにしています。
こうして、なにかちょっとした物を食卓に置いておくと、ふらりと勉強部屋から出てきた夫が、いつの間にか食べます。
ふと曹洞宗の僧だった祖父を思い出します。
祖父は、ごはんもおかずも、ほんの少し残します。
「なぜ残すの? 」と訊いたことがあります。
「餓鬼供養です」と祖父が言いました。
今日は成人式です。
私は成人式には行かなかったのですが、あの時代、成人式に行かない人が結構、いたように思います。
私は、親が作ってくれた振り袖を着て、写真だけを撮りに行きました。
その帰りに、両親とお寿司を食べたことを思い出します。
その時の着物は、まだあります。
あの頃、親が、着物をいろいろ仕立ててくれました。
妹の結婚式に着た着物は、妹の長女が大学を卒業するときに一式、帯も草履もプレゼントしました。
妹の長女が、妹と“ゆき”の長さが違い、私のサイズが丁度だったのです。
役に立ってよかったです。
それ以外は、袖を通すこともなく、タンスに眠り続けております。
着たのは、一重も袷も、両方とも、喪の着物だけです。
一重は夫の父の葬儀。
袷は両親それぞれの葬儀でした。
紋は“対い鶴に輪”。
息子が大学院マスターを卒業するとき、父の形見の羽織袴の紋付きを着たのです。
その時、教授が、貸衣装じゃない紋付き羽織袴の学生を初めて見たとおっしゃったそう。
大学院のドクター卒業式での学位授与の時、イギリスの映画のようにガウンでした。
そうそう、彬子女王の『赤と青のガウン』のように。
探したらありました。
息子のガウン姿。