友人というか、気の合う仲間ですが、その仲間の二人が、読んで泣いたとフェイスブックに、書いていていたので、読もうと思った。
でも、車を運転しない私は、郊外のロードサイドにある蔦屋に行けないし、隣町の大きな本屋さんに電車に乗って行こうかと考えてはみたが、つい安易なアマゾンへ発注してしまう。
しかも関東圏はいい。翌日配達だ。
で、今日の夕方届いたアマゾンのあのダンボールを開けると、入っていた。
5冊。
①から、読み初めて、深夜1時半頃、⑤まで、完読。
特に、⑤の、おしまいの方、文字だけのページ。
泣いた。
おこがましいが、自分の姿と交錯する。
私も自分勝手で、薄情で、ずるくて、いっぱい、嘘をついた。
彼のその人は、そんな私をちゃんと、分かっていた。
師といわれることを、とても嫌った人だった。
その人に、深夜までかかって書いた原稿をメール添付して送信すると、朝、7時に電話がなる。
ダメ出しの電話だ。
次の時、私は、7時には、電話の前で正座して、覚悟して電話が鳴るのを待っているが、かかってこない。
8時半、過ぎてかかってきた。
7時から正座して待っていたのだと、文句をというと、先の電話の時に、私が起き抜けの寝ぼけ声だったので、気を遣ったんだぞ、と言った。
かなり短気な彼の人にとって、8時半まで、ガシガシと言いたいことを、堪えに堪え、我満した1時間半だったのだと思うと、今ごろ、本当に申し訳なかった思う。(東村アキコは、哀しいかな、真理を突いているのだ。)
なんだかんだあったけれど、とどのつまり、思いやりの深い、そんな、人だったんだよ、と思う。
「書いて、書いて、書き続けるんだ」
と、いつも言っていた。
書いて、書いて、書き続けんだ。
書いて、書いて、書いて、書き続けるんだ。
私は、いまだ嘘つきだし、ずるいし、怠け者だし、でも、今夜は、「書いて、書いて、書いて、書き続けるんだ。」と思っている。
まだ、何者にもなっていない私だけど。
師などという言葉が、本当に嫌がった彼の人に、あちらの世界で、堂々と会える自分で、ありたいなぁって思っている…。
<追記>
よって、考えるところあり。ブログのレイアウトも気分一新、模様替えをした。
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