ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇ NHK 『坂の上の雲』 オンデマンドで見た。

坂の上の雲 次回予告集

随分、昔だけど、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んだ時、秋山好古と秋山真之に興味を抱き、結構、本を読んだ。
そんなことも、懐かしく思い出すはしたが、TVドラマの画面で乃木希典旅順攻防の白襷隊を見たとき、なんとなくいやな気持ちが湧いた。
この発想が第2次世界大戦まで連綿と続き、特攻隊に行き着いたのだと思った。

乃木希典は長州人で軍学を山鹿流兵学の玉木文之進に学んだ人であり、その兵学理論から抜け出せなかったのではないかと、私は疑っている。

明治天皇が崩御されたおり、乃木希典は奥さんと共に、自宅で自刃した。
その作法は、肛門にまで詰め物をして、完璧に自刃の作法に則っていたというのを、確か吉村昭だったと思うけれども、読んだ記憶がある。

因みに、玉木文之進は吉田松陰の叔父でもある。
(余談;私が若い頃、アメリカLAに行って、自分の日本人としても依るべき思想アイデンティティが、まったくないことに気づき、リトル東京の紀伊國屋で、吉田松陰、荻生徂徠などを買って、むさぼり読んだものです。今は昔のはなし)

この日露戦争で、夫の父の叔父は、第7師団で、203高地で戦死したという。

随分昔に読んだ本。
ああ、こんな本を読んだと、ほんと、懐かしい。

         
断捨離してなくてよかったですよー。           


まだ、ほんと小学校に上がる前だった頃。
お風呂で、お湯に浸かっている私に、母がなぜか良く歌っていたので、いまだに覚えている。
「日本勝った。日本勝った。ロシャ負けた。ロシャの軍艦底抜けた」という歌。
ついでに、母は「杉野はいずこ、杉野はいずこ」と、歌っていたので、名前だけは杉野と広瀨武雄のことは、その頃から覚えていた。

(余談:この話を夫にすると、夫は「おれは、児島高徳の歌だったな」と言った。なんと後醍醐天皇が隠岐の島に流される時の歌です。私たちの親って、なにを考えて、このような歌を子どもに歌ったんでしょうね)

日露戦争に於いて、これらの脈絡、関係性を知ったのは司馬遼太郎の小説を読んだ時だった。
それで、もっと詳細が知りたくなり、(私の好奇心発動である)読んだのが、私の本棚に今も存在しているこれらの本。

これらの、記憶が、なぜ小学校に上がる前だと記憶してあるかというと、お風呂の浴槽が木造の長方形だったことを覚えていた。
そのお風呂がある家に住んでいたのは、6歳までだった。

父親が国家公務員だったので、ちょこちょこ転勤があり、幼い時の記憶に、その時に住んだ家の一部の記憶、つまり場所の記憶だ。
それで、その家に住んでいたときは、何歳ぐらいの時ということが判る。
(私自身のアルバムは、全て断捨離してしまったので、写真はない。写真は平気で捨てたのに、案外、本は捨ててない。)

それにしても、好古役の安倍寛、かっこいい。









        



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