黒猫チャペルのつぶやき

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続バイクな日々

2008年02月12日 | みのりのつぶやき-バイク
 2月9日、父殿が注文していたYAMAHA SEROW250という最新型のバイクが納車となる。軽くスマートな車体、色も鮮やかな緑と白の明るい配色。母殿のエリミネーターと比べると同じ種類の乗り物とは思われないくらい隔たりがある。パワーもごくごく控え目で、スピードを出して走ることよりものんびりと人と車と一体になって走ることを目指した機種なのだという。乗ってみた感じとしても、私などにも気軽に乗れそうな親しみ安さがある。

 父殿早速バイクショップの店先から乗って、思いのままに動かせる乗り心地良さにご満悦である。次いで母殿も乗ってみて、「ほんとだ、これなら楽に乗れる!」
自分のと取り替えたくなったくらい驚きの操作性であったようだ。その日のうちにそれぞれ、思い思いのコースを取って今までになく遠くまで足を伸ばしてたっぷりと軽快な走りを楽しみ、バイクに乗ること自体への自身を深められたようであった。

 母殿がバイクを置いている駐車場には広い洗車上などがあって、契約車両のほとんどが個人タクシーの運転手さんたちで、土日にはのんびりと車を洗ったり、タイヤを取り替えたりしながら、親しく世間話して過ごしていらっしゃる。私は父殿か母殿どちらかがバイクで出て行くと、ここで残った一方と遊んで過ごすが、タクシーの運転手さんたちともずいぶん仲良くなって、止めたタクシーの座席に乗せてもらったり、外したタイヤをおもちゃがわりに触らせてもらったりして大いに楽しんでいる。お菓子をいただいたりもする。ジャッキで持ち上げてタイヤを外す様子を眺めたり、ボンネットを開けてエンジンの手入れをするところを覗きこんだりするのはまた他ではなかなか出会えない楽しみでもある。

 見ているのに飽きたら、鉄の階段を登り降りしてかくれんぼをしたり、手押し車に乗って父殿に押してもらったりなど遊びにはこと欠かない。お腹がすいたらおにぎりか、バナナか、みかんかおせんべいか、何かしらねだってほおばる。「全部みのりくんのだからね。パパの無いからね。」と意地悪を言ってみたり、「ママどうぞ~」と差し出しておいてただちに引っ込めて自分で口に入れてしまって得意になったりしている。そうして、「パパはセロー。ママはエリミネーター。みのりくん、タクシー運転する!」と元気よくいきまいている。

 バイクがらみの日々ばかりのようだが、先週は大雪の降った日があり、流石にバイクには乗れず、三人で江戸川区のスケートリンクに遊びにいった。父殿が私を置いて氷の上に出て行こうとするから、泣いて止めて、私にも子供用の靴を借りてもらって一緒に氷上に立った。いざ立ってみると私は全くバランスがとれず、すぐ座り込みそうになるので、父殿が半ば以上両手で私をぶら下げるような格好でくるくると滑った。じきに父殿は腰が痛くなって、母殿に交代。母殿はご自身でスケート靴を持ってきているくらいだから、技量も父殿よりずっとあって、うまい具合に私を支えて何週もリンクを回ってくださった。

 リンクの側で食べるラーメンもおいしかったし、外に積もる雪を眺めるのも愉快だった。冬の楽しみというものも、まだまだ私の知らないことも多く、奥が深い。スケートはとりあえず大いに気に入ったので、また是非連れてきていただき、今度は自分でちゃんと立って滑る姿をお目にかけるつもりである。

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