お出かけ続き

　このところお出かけ続きである。５月９日には電車で川崎まで行き、バスで東京湾アクアラインの海ほたるに遊ぶ。海の中に築かれた人口島は渡る風も心地よく、子供向けの遊び場も充実しており、食べ物もおいしくまた眺めも無論よろしい。足湯なども楽しみ、もっともっと遊んでいたかったが帰りの時間もあるので、再びバスで対岸の木更津に渡り、お蕎麦を食べて電車で帰る。

　１５日の土曜日には、朝からレンタカーを借りて、母殿の運転で関東平野の眺望の広い道をひた走り、栃木県のツインリンク茂木というサーキットを訪れる。ホンダのバイクの試乗会が行われており、母殿が新発売のバイクに乗っている間、私はハンバーガーをほおばり、運転シミュレーションの機械に向かってハンドルを握り、ドライブ気分を味わう。私がやるとあっちこっちに車がぶつかってしまい、やはり運転というのは難しいものだと知る。試乗を終えた母殿、車をさらに北に走らせ、那須山中に沸く那須湯本温泉鹿の湯へ。湯船は私でもゆっくり入れる比較的ぬるいのから、足をつけることもできないとんでもなく熱いのまで６段階に別れていて、私はもちろん一番ぬるいところに入りっきり。父殿は果敢にもほとんど入る人の無い一番熱いところに体を入れ、数秒で飛び出しておられた。硫黄の匂いの強い、いかにも温泉らしい温泉であった。お風呂を終えてお土産のおまんじゅうを買ったところで、レンタカーを戻す時間を考えると普通に帰ったのでは間に合わないことに思い至り、母殿としては不本意ながら高速道路を使うことに。緊張しつつどうにか東京まで走り切り、時間に車を返すことができた。

　２２日にはバイクでのお出かけ。朝８時前に出発、いつもの装備に身を固め、母殿の後ろにしっかりとつかまって、茨城の緑多い道を大いに走る。途中幾度か道に迷いつつ、次第に悠揚とそびえる筑波山の姿が大きくなってきて、いつかその山懐に分け入っていた。山道に弱い私は、お昼前にようやく目的の温泉郷にたどりついた頃、少しだけもどしたが降りるとたちまち元気を回復した。温泉は露天風呂が広く、森の香りがかぐわしく温度もほどほどで、心地よかった。帰りは広い国道を通り、途中で鰻を食べた後は私はほとんど眠って過ごし、ときどき目を覚ましては「休みたい！」「なんか飲みたい！」と連発し、その都度コンビニエンスストアなどにバイクを止め休み休み走ったから、帰りついたのは夕方も６時少し前くらい。一日にバイクで走った距離としては１５０キロを越え、過去最高を記録した。母殿としては、先日のエリミネーター仲間の人たちともっと方々に出かけたく、秋には浜名湖で行われる総会？にも出席されたい意向であられるようだが、今のところこれくらいの距離が限界であるようだ。母殿自身もすっかりお疲れで、翌日は一日寝込んでおられた。

　私はというと翌日もいつもと変わらず全くの元気で、雨でお出かけもできないまま家で「遊ぼう～」と父殿を追い回し盛んに食べて過ごした。さ来週にはまた保育園の遠足がある。遊び友達とお弁当を持って出かけるのもまた何より楽しいものであり、今から指折り数えて待っている。