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宇文府。
本家 の青山院は 宇文玥とその祖父 の宇文灼が率いていた。
宇文灼は 謀紙天眼(皇帝直下の諜報機関)を率いているが、
今は身体を悪くして、あまり、活動ができない。
分家 紅山院は 宇文懐、その父 宇文昊、祖父 宇文席。
彼らは 宇文玥、宇文灼の殺害を企み、
宇文府の執事 朱順を味方につける。
彼らは 宇文玥、宇文灼の殺害を企み、
宇文府の執事 朱順を味方につける。
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宇文懐
朱執事は宇文懐から宇文玥の酒に毒を盛るよう指示され、荊小六はその話を
偶然、聞いてしまう。そして朱執事が酒に毒を入れるのを目撃する。
注ぐ役目が荊小六の姉の汁湘になってしまい、荊小六は姉を助けるため
注ぐ役目が荊小六の姉の汁湘になってしまい、荊小六は姉を助けるため
弓で杯を落とし捕らえられる。
荊小六を殺せと宇文懐は命じるが、燕洵が私の誕生祝いで殺生は
荊小六を殺せと宇文懐は命じるが、燕洵が私の誕生祝いで殺生は
控えてくれと彼女を庇い、その代わりに賭けをする事に。
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燕洵
飾り玉の表は龍紋、裏は篆字。放り投げどちらか当てろと言う
荊小六は落ちた音で龍紋だと当て、姉を見逃し私に罰をと請う。
これは、まだ荊小六が一番下の奴碑だった頃の話だ。
その後、宇文玥の祖父を毒殺した罪で兄が殺されたのだ。
(どう考えても、兄の罪とは思えないが…)
…
貴族の皇子がに温情など持たないのが当たり前の時代。
貴族の皇子がに温情など持たないのが当たり前の時代。
…
格上げされた荊小六は星児と名付けられた。
星児を間諜(かんちょう・隠密)に仕立て上げようと、壮絶な訓練を課す。
地下の隠し部屋で、壁の数カ所に設置した鏃(矢じり)が
連発して飛んでくるのを縄で括りつけられながらも、
瞬発的に剣で捌きながら交わす訓練や
庭に設置された標的の、ど真ん中に2本の矢を確実に射貫く訓練。
目隠しして、近くにある物の位置や匂いなどを捉えて、
瞬発的に剣で捌きながら交わす訓練や
庭に設置された標的の、ど真ん中に2本の矢を確実に射貫く訓練。
目隠しして、近くにある物の位置や匂いなどを捉えて、
繊細で的確な観察力、洞察力をつける訓練など。
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宇文玥
元々並外れた剣客の素養が見える星児の持っている才能や
内面にある純粋さ正直な部分、屈強な精神を見抜いていて
感情を表に出さない、氷の皇子と呼ばれる宇文玥だが、
華奢で可愛いが、肝が据わっている彼女に次第に惹かれていく。
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星児
星児は時々、夢を見る。
少女は深い水に沈んでいく…。
目覚めた時には記憶を失っていた。 ただいつも声がする「楚喬」と…
目覚めた時には記憶を失っていた。 ただいつも声がする「楚喬」と…
「楚喬」とは……誰のこと…?
少女はその女人の事を母さんと呼ぶ。私は誰なの…?
そして、お前は今日から荊小六だよと、ある男に言われる。
少女はその女人の事を母さんと呼ぶ。私は誰なの…?
そして、お前は今日から荊小六だよと、ある男に言われる。
私の名前が「楚喬」なのだろうか。???
彼女には、殺された、兄 臨惜、書童で中等のだった。
それに、汁湘姉さんと小七、小八もいる。
他にも兄妹はいたが、奴碑にされる前に皆殺された。
残った兄妹がこれだけに…しかも、小六だけは、親が違った。
彼女は特別な子だったのか?
(③へ続く)