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いばらに咲く花(楚蕎伝)(58話)2017年
中国ドラマです。漢字や名前が難しくて…
紀元535年~556年頃の時代の物語ですね。
南北朝西魏時代…魏国…水面下で、覇権をめぐる権力闘争が…
このドラマ、最初から残酷なシーンが…
貴族達の狩りと称して、女の奴碑(ぬひ)達を狩り場に
放し、貴族達が馬に乗り弓矢で追いかける。それだけでは
足りずにオオカミを放し、追いかけさせる、捕まれば
かみ殺されるし、弓矢に当たれば、怪我をするか殺される。
とんでもない、ゲームです。
必死に逃げる女達、けれど、皆、力尽きて、次々に矢に当たったり
オオカミに食い殺されたり、惨めな死に方をしていきます。
そして、最後に残ったのは荊小六(けいころく?けいしょうろく?)だった。
しかも、彼女は他の女達が危険なとき、助けていた。
けれど、そのかいもなく、次々と殺されていったのだ。
それぞれの背中に貴族の名が記され、彼女の背には宇文玥(ウブンゲツ)
の名が書かれていた。しかし、宇文玥(ケニーリン)と
燕洵(ショーン・ドウ)は、そのゲームに参加していなかった。
二人とも、まともな人間だったのか?…
遠くから、観ながら、荊小六(チャオ・リーイン)の俊敏な動きに
感服していた。
宇文玥などは、彼女が危ない時にオオカミから、氷の矢で救った。
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人質として、魏国に居る、燕北世子、燕洵は彼女に一目惚れだった。
そして、生き残った、荊小六は、宇文玥の奴碑(ぬひ)として、
召し抱えられた。
彼の元には他に沢山の奴碑(ぬひ)達がいた、それぞれ、階級があり、
荊小六は一番下の奴碑だった。仕事は辛かったが、持ち前の気性で
耐え抜いた。
宇文玥は荊小六の非凡さに注目し、俊敏な身のこなしに武芸を
仕込んで、使えるなと思い、最上位の奴碑に格上げし、
自分の部屋付きにした。身の回りの世話をさせながら、
厳しい目で彼女の監視をした。
荊小六が最下位の奴碑の時に、宇文玥に使えていた彼女の兄が殺された。
宇文玥に殺されたと信じている荊小六はいつか敵を取ろうと
狙っていた。
部屋付きになったのは、チャンスだったのだ。
しかし、宇文玥はかなりの使い手だったので、中々難しかった。
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楚蕎伝
荊小六は宇文玥の髭剃りを命じられて、刃物を顔の側に当てたとき
一瞬、今がチャンスだと思ったが、迷った。
宇文玥に隙が無かったし、自分にも迷いが生じた。
彼の世話を焼いているうちに情が沸いたのか。
宇文玥が目を開けて、どうした、殺すなら、今だぞ。
彼は気付いていたのだ。
(次回へ続く)