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チソンとファン・ジョンウムの(秘密)全16話
昔、ハ・ジウォンとキム・ハヌルのドラマで
同じタイトルの(秘密)がありました。
勿論、内容は全く違いますが。
同じタイトルのドラマ、結構多いですね。
(初恋)とか (男が愛するとき)とか…
前置きが長くなりましたが、この(秘密)もかなり面白いです。
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財閥の後継者、チョ・ミニョク役のチソンと加害者カン・ユジョン役
のファン・ジョンウムと
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カン・ユジョンの恋人のアン・ドフン役のペ・スビン…
カン・ユジョンの恋人アン・ドフンは努力をして、
検事になれたが、それを支えたのが、カン・ユジョンだった。
彼女は献身的に働いて、資金面から、その他、出来ること全て
彼のために頑張ってきた。
そして、運命の日…彼は、彼女にプロポーズをした。
感動の思いのまま、ふたりで車で帰るとき、激しい雨の中、
ワイパーの調子が悪くなり、止まった。アン・ドフンは
降りて、様子を見た、動かない…暫くすると直ったが…
最近、あちこち調子が悪くなっている。無理も無い、
これも、カン・ユジョンが中古で買った車だから…
再び、走り出したその後、対向車のトラックに
ぶつかりそうになり、ハンドルを切ると、工事現場の
ドラム缶にぶつかった。アン・ドフンは降りていって
様子を見たが、倒れたドラム缶を直し、そのまま戻ってきた。
ユジョンは何かにぶつかったの?と聞いたが、彼は大丈夫
ドラム缶を直してきた。と答えた。
実はその時女性が倒れていたのだが、恐ろしくなった彼は
見ぬふりで戻ってきたのだ。
それを知らない彼女は調子の悪い車を修理に出した。
その後、ひき逃げ事件が発覚…防犯カメラで、車が特定され、
カン・ユジョンが警察に呼ばれた。
車の名義は彼女になっていたし、彼は検事になったばかりで、
容疑とはいえ、まずいと思った彼女は私が運転していたと言った。
彼女は信じていたのだ。人を轢いていないと…
だから、すぐに容疑がはれると。でも、実際は彼女に不利なことばかりだった。
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アン・ドフンは本当のことを言おう、と彼女に言ったが
駄目よ、あなたは検事になったばかりでしょ。
人を轢いてないのだから、容疑は晴れるわ。
取り調べでも、彼女はずっと、否定をしたが。
懲役5年の、有罪になってしまった。
彼が刑務所に入るなら、自分が身代わりになろうと、
決めていた。
しかし、被害者の恋人だった財閥の後継者チョ・ミニョクは
怒りに狂っていた。恋人を財閥の父親は認めていなかったが
彼は彼女をとても愛していたのだ。お腹に子供が居たことを後に知った。
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刑に服したカン・ユジョンに面会に行き、お前は人殺しだ。
絶対に許さない…と
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服役している彼女をずっと、監視し、様子を報告させていた。
カン・ユジョンは妊娠していることに気づいて、やがて中で
出産した。物心つく前までは母親の側に置いてもらえるので
彼女は息子を可愛がり、育てたが、夜泣きする子に苦労もした。
それでも、我が子と一緒の生活は幸せだったのに…
ある時、突然監視官が入ってきて、息子の体を調べた。
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その体はアザだらけだった。驚いたのはユジョンだった。
どうして?今朝まではきれいだったのに…?いつの間に…
誰が…?どうして…?
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彼女は虐待の罪で、息子を取り上げられた。
いつも息子の面倒を見てくれた同房の友に聞いたが
知らないと言われた。子供を取り上げられて錯乱状態になり、
クリーニング作業の時アイロンの蒸気で大火傷を肩に負った。
今まで優良で早く出所出来そうだったのに、この事件で
懲罰にかけられ、早期出所も取り消された。
誰かの罠だった。
やがて、刑期を終えて、出所したユジョンはアン・ドフンに
出迎えられ、まず、息子のことを訪ねるが…
その様子を見ていたのはチョ・ミニョクだった。彼の目は
怒りに燃えていた。このままでは済まさないぞ…と
これから、お前の苦しみが始まるのだ。
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ユジョンがアン・ドフンに連れられてきたのは
息子が入っていた施設だった。
そこで、子供はその後、敗血症で亡くなっていたと聞かされた。
ショックだった。成長した息子に会えると信じていたのに。
アン・ドフンはユジョンが悲しむのを知っていたので。
あえて、この日まで言えなかったと…
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すまない…全て、僕のせいだ…
パン職人だった父も頭に血栓が出来、認知症になっていた。
アン・ドフンが施設に入れて、面倒を見てくれていたが
彼の両親、特に母親が何時まで面倒を見るの…と、不満顔だ。
優秀な検事の息子が罪人に何時まで関わるのかと…
彼女が支えてきたのを知っているから、
今まで我慢をしてきたが…もう、良いでしょう。
本当の事情を知らない母親ではそう思っても無理も無い。
父の店は借金の形で人手に渡っていた。
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息子を散骨したという、河原に行き、悲しみに暮れたユジョン。
それを、遠くから見張るミニョク…
お前も、悲しみを味わえ…もっと、もっと、
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しかし、そう思いながらも、何故か胸に突かえた感じが…