思い起こせば
3月に「銀座土屋ホーム」のギャラリーで作品を展示し始めた時に
銀座の人通りが閑散としていて、驚いたものです。
私の中での『銀座』はいつも人通りがある賑やかな華やかな街でした。
幼い頃も『迷子になったら大変!』と、緊張して父親のコートをシッカリと掴んで歩いていましたし、『歩行者天国』が始まった頃には、我が子供達が大喜びでマクドナルドのハンバーグをかじって、はしゃいでいました。
賑やかさが消えてしまった銀座通りに、恐怖感さえ感じ、只々、連絡を待ちました。
暫くしてギャラリーは閉鎖され、そのまま、作品は返却されました。
それからは『ステイホーム』のスローガンが掲げられたのです。
誰もが『マスク』をしての外出でした。
私は、12月から始まる青山の『スペースユイ』での作品を作リ始めました。