正式名は、オオアラセイトウといいます。一般的には、ショカッサイとか、ハナダイコン、ムラサキハナナなどと呼びます。この植物、江戸時代に中国から渡ってきた外来種の植物です。もっとも広まったのは、昭和に入ってからで、今では、日本中いたるところにみられます。この写真も、学校のそばで撮影したものです。
オオアラセイトウの名は、植物学者、牧野富太郎がつけた名前です。オオアラセイトウは、漢字で「大柴羅欄花」と書きます。アラセイトウ「柴羅欄花」は、同じアブラナ科の園芸品種のストックのことです。ストックに似て、大きな花が咲く植物という事で、オオアラセイトウの名がつけられたそうです。
別名のショカッサイは、漢字で「諸葛菜」と書きます。諸葛とは中国三国時代の優れた軍師、諸葛孔明のことです。諸葛孔明が、軍隊の食料調達のために、諸国に広めたという逸話からつけられた名前のようです。他の別名、ハナダイコンとか、ムラサキハナナなども調べてみると面白いですよ。