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漢字で書いた方が花のイメージはわかりやすくなる植物です。漢字では「芹葉飛燕草」と書きます。セリのような葉をした、ツバメが飛んでいる姿のように見える植物という意味でしょうか。まあ、ツバメには見えない気もしますが。学名はDelphinium anthriscifolium、デルフィニウムギリシア語でDelphin、ドルフィンつまり、イルカのことです。つぼみの形がイルカの姿に似ているところからつけられた名前です。下の写真の上のほうにつぼみが写っていますが、イルカに見えるでしょうか。植物の名前は、いろいろなものに例えて名付けられることがあり、調べてみると面白いことがあります。
セリバヒエンソウの花も面白い形をしています。うすい青紫色をしている5枚の花弁のように見える部分が、実はガク、そのガクのうち3枚が後ろに筒状に飛び出しています。この部分を「距(きょ)」といいます。花弁は中央上部の2枚、色の濃い部分です。花弁に隠れたところにめしべとおしべがあります。写真に写っている黄色い部分は、おしべの先端、やくです。
この植物も、外来種です。中国原産の植物で、明治時代に日本に渡ってきました。まだ、東京を中心とした限られた場所にしかないそうですが、どんどん広がりそうな気配です。今回の写真は、学校のそばの道路わきに生えているのもを写したものです。葉がセリに似ていますが、毒性があり、食べられませんので、十分に注意してください。
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