スズメの学校の
いつもの場所は
桜の景色も終わりを告げ
代わりに
鮮やかな新緑が映えています
久しぶりの
スズメの学校
整列風景
川の下の雁木に
いつものように
生徒のサギも
登校し
パンがほしそうに待っています
先生は、おもむろに
「どのくらい?近くにくるか行ってくる」
そう話しながら足早に
川の下に降りました
先生が降りるとサギは
すぐに先生に近づきます
信頼関係からくる
この距離感
サギは先生からパンを貰い
飛びたちます
サギはパンを
水に浸して食べるのです
そんな仕草の足下では
河面に朝陽が反射して
キラキラ輝く波紋ができた朝でした。