日経平均先物、上げ幅拡大――アジア株高受け前場高値上回る

日経平均先物、上げ幅拡大――アジア株高受け前場高値上回る
　14日後場の日経平均先物６月物は上げ幅を拡大。後場寄り付きは前週末比250円高の１万7790円と前場高値（１万7770円）を上回った。寄り付き時点の売買高は1750枚。市場では、「アジア市場が全面高となっていることを好感した買いが入った」（国内証券の情報担当者）との指摘が聞かれた。取引開始後の成り行き注文は、概算で売りが410枚、買いが1160枚と買いが優勢だった。一方、１万7800円に接近すると利益確定売りが出て、寄り付き後は１万7700円台後半で推移している。

　前引け後の東証の立会外取引では、現物株のバスケット取引が約1174億円成立した。市場では「やや買い決め（機関投資家の買い、証券会社の自己売買部門の売り）が優勢」との見方が出ていた。