学校のセンセイ

はるがいったらでデビューした飛鳥井さんの第二作．

主人公である高校教師である桐原一哉．
その高校時代の同級生である中川亜由美．
そしてイエロー女の月森小枝．
そしてそして，職場の先輩である永野先生．

主人公と接点をもち，三者三様の生活を送る彼女達．
それぞれがそれぞれの悩みをもちつつ日々暮らす中で
これまでの自分とこれからの自分について
それぞれがそれぞれなりの答えを模索する．

私の私見では，20代後半のモラトリアムを取り扱ったお話でした．

あぁなんかこんな時代があったなぁっていう感じで
作者と同世代な私としては共感できるお話でした．

あっでも主人公桐原君は少々都合よすぎです．

学校のセンセイ
飛鳥井千砂
ポプラ社