はるがいったら 2014-07-26 18:50:27 | 趣味(本・映画・音楽etc.) 第18回小説すばる新人賞受賞作. デビュー作とは思えないほど滑らかな展開. 老犬ハルとその飼い主である行.そして姉の園. けして一般的とは言えない境遇の二人が過ごす これまた一般的ではない春の日々を描いた物語. 登場人物それぞれの心理描写がとても丁寧で それでいて話の流れに水を差さない. そしてタイトルは色んな意味をこめて決めたんだなと感じました. 平仮名がもつ優しい雰囲気と掛詞. ハルであり季節の春でありそれぞれの春でもある. そして逝くであり行くである. ハルが安らかならんことと,行と園の未来が 明るいものとなることを願いたくなるお話です. はるがいったら 飛鳥井千砂 集英社文庫 #小説(レビュー感想) « 首折り男のための協奏曲 | トップ | 学校のセンセイ »
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