目下湊かなえさんの本を連読中.
今のところ『告白』の出来がピカ一.
人は何かと比較するとき,かなり良く感じない限り
後のものの評価の方を低くみる傾向にあると思います.
そういう意味でも,デビュー作『告白』が重い十字架になりそうな予感です.
この本も『告白』と同じく多視点描写で描かれています.
ただし,こちらは章の中で何度も視点がかわります.
よくできていますが,少々めまぐるしいと感じました.
そして,私個人的には少々この本の登場人物の心理描写は
偏ってないかなぁと思う部分がありました.
主に少女の心理描写がですが,ところどころに登場する
数人の少年や男性の心理描写にもかなりの偏りを感じました.
物語としては,その方が面白いのかもしれません.
ただ,個人的に違和感を感じました.
そうは言うものの,後半になればなるほど
物語は加速度をあげてフィナーレへと向かいます.
その爽快感は,湊かなえさんの持ち味と思います.
少女
湊 かなえ
早川書房
今のところ『告白』の出来がピカ一.
人は何かと比較するとき,かなり良く感じない限り
後のものの評価の方を低くみる傾向にあると思います.
そういう意味でも,デビュー作『告白』が重い十字架になりそうな予感です.
この本も『告白』と同じく多視点描写で描かれています.
ただし,こちらは章の中で何度も視点がかわります.
よくできていますが,少々めまぐるしいと感じました.
そして,私個人的には少々この本の登場人物の心理描写は
偏ってないかなぁと思う部分がありました.
主に少女の心理描写がですが,ところどころに登場する
数人の少年や男性の心理描写にもかなりの偏りを感じました.
物語としては,その方が面白いのかもしれません.
ただ,個人的に違和感を感じました.
そうは言うものの,後半になればなるほど
物語は加速度をあげてフィナーレへと向かいます.
その爽快感は,湊かなえさんの持ち味と思います.
少女
湊 かなえ
早川書房
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