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【#朝鮮日報】金与正氏、10月の米朝サプライズ会談に向け準備中か

2020-09-12 19:43:53 | 新聞記事
47日にわたり姿を見せず金与正氏は何をしているのか
 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の実の妹である金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が47日にわたり公式の席に姿を現していない。これについて韓国の情報当局幹部は11日「金与正氏の身辺や健康には何の異常もない」と伝えた。この幹部は「金与正氏はむしろ非公開の活動を以前よりも活発に行っている」「金与正氏が担当している分野に注目する必要がある」との見方を示した。金正恩氏は「統治ストレス」軽減のため、対米、対南分野の一部を金与正氏に「委任統治」させたと伝えられている。そのため情報当局は、金与正氏が今年11月の米国大統領選挙を前に、米国との高官級交渉再開に向けた作業を進めているとみてこれに注目している。

 金与正氏はこれまで、金正恩氏が現地指導を行う際にはほぼ同行してきたが、今年7月27日の老兵大会への出席を最後に公式の席から姿を消した。先月25日には労働党拡大会議が開催されたが、労働党政治局候補委員でもある金与正氏はこれにも出席しなかった。劉性玉(ユ・ソンオク)元国家安保戦略研究院長は「金与正氏が長期にわたり姿をみせないのは、米朝双方を刺激してきた強行な動きを自制し、新たな対米交渉戦略をとりまとめることと関連がある」との見方を示した。

 金与正氏は今年6月、開城の南北共同連絡事務所爆破直前「近いうちに、役立たずの北南共同連絡事務所が形も残さず崩壊する悲惨な光景を目の当たりにするだろう」と述べ、韓国に対する攻撃の前面に立っていた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領による6・15談話についても「鉄面皮の詭弁(きべん)」といった過激な言葉で非難した。しかし金与正氏は今年7月、米国に対しては「朝米首脳会談は今年はないと考える」とする一方「米国の独立記念行事を収録したDVDを個人的には必ず手に入れようと思う」と語っていた。統一研究院の趙漢凡(チョ・ハンボム)先任研究委員は「金与正氏がDVDを要求したのは、米国に行って高官級会談をやりたいという意味だ」「米国も大統領選挙前に、北朝鮮管理の次元で金与正氏の提案を無視するのは難しいだろう」との見方を示した。

 米国からも北朝鮮に対話を呼びかけるシグナルが出ている。ポンペオ国務長官は10日、メディアとのインタビューで、北朝鮮における最近の経済的な困難に言及した上で、「北朝鮮への人道支援を希望する」との考えを示した。ポンペオ国務長官はさらに「非核化に向けた北朝鮮との真剣な対話を希望する」とも述べた。

 青瓦台(韓国大統領府)は19日の「平壌宣言2周年」と、今月末に行われる国連総会での文在寅(ムン・ジェイン)大統領によるオンライン基調講演を通じ、米朝対話の再開と南北協力を改めて提案する方針だ。北朝鮮への提案内容については、青瓦台の徐薫(ソ・フン)国家安保室長、朴智元(パク・チウォン)国家情報院長など安全保障政策担当者はもちろん、盧英敏(ノ・ヨンミン)秘書室長、金尚祖(キム・サンジョ)政策室長ら文大統領の側近が協議を行っている。

文大統領は「米国の大統領選挙前に米朝が再び向かい合って座り、対話ができるよう全力を尽くす計画」と以前も発言している。米国を訪問中の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)韓国外交部(省に相当)第1次官も、国務省のスティーブン・ビーガン副長官と会談した際、米朝対話の再開と、南北協力に対する制裁の例外認定問題について協議を行ったという。

 韓国の情報当局は、北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1次官が2カ月以上にわたり沈黙を続けていることについても、「金与正氏による非公開の活動と関連がある」とみている。統一研究院の趙漢凡・研究委員は「北朝鮮は制裁と水害によりあまりにも困難な状況にあるため、局面を転換するため金与正氏と崔善姫氏が『ワンチーム』となって戦略を検討しているのだろう」との見方を示した。

 外交関係者の間では、「米国のトランプ大統領はコロナと大統領選挙問題で余裕がない状況が続いているが、現状の不利な状況をひっくり返すために、米朝首脳会談のような『サプライズ』に乗り出すのでは」との見方も出ている。首脳会談が現実的に難しいのであれば、米朝による高官級会談の再開を通じた状況管理も可能ということだ。劉性玉氏は「大統領選挙前の米朝首脳会談は難しいとしても、米朝高官級会談程度なら可能だ」「それはトランプ大統領も、金正恩氏も望んでいる」と指摘した。

鄭佑相(チョン・ウサン)記者 , キム・ミョンソン記者


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